J１リーグは９月24日、30節の清水エスパルス対ヴィッセル神戸がIAIスタジアム日本平で行なわれた。

　試合は開始９分に均衡が破れた。神戸は中盤でのパス回しから大迫勇也が左サイドへ進出。狙いすましたクロスを上げると、これに反応した武藤嘉紀がヘディングシュートを放ち、DFに当たったものの、そのままゴールに吸い込まれた。武藤の移籍後初ゴールで神戸が先制する。

　しかし、25分を過ぎると徐々にホームの清水が主導権を握り、34分にはチアゴ・サンタナ、39分にはヴァウドが決定機を迎えるが、いずれもネットを揺らせず。さらに前半終了間際にも原輝綺のクロスに再びチアゴ・サンタナが決定的なシュートを放つも枠をとらえきれない。前半を神戸の１点リードで折り返す。
 

　後半、神戸はアンドレス・イニエスタに代えて佐々木大樹を投入。イニエスタは前節に続き、早期の途中交代となった。

　前半途中から流れを掴んだ清水は、後半に入っても攻勢に打って出て、50分過ぎには西澤がポスト直撃のシュートを放つ。その後も神戸を自陣に押し込むが、ゴールを決めきれない。

　すると神戸は87分、中盤でのパス交換から、大迫のポストプレーを経由し、最後は武藤の折り返しを大崎玲央が左足で流し込んだ。神戸が２-０と清水を突き放す。

　結局、試合は２-０でタイムアップ。神戸が連勝を飾った。神戸は勝点を54とし、暫定でACL出場圏内の３位に浮上した。一方の清水は勝点29で15位となっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部