遠藤航がフル出場で奮闘も、シュツットガルト3敗目…今夏加入の伊藤洋輝は初のスタメン起用

2021年09月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

開始早々、遠藤がボールを奪われショートカウンターから失点…

5試合連続でスタメン出場した遠藤だが、勝利に貢献することはできなかった。(C) Getty Images

 ドイツ・ブンデスリーガ1部は9月19日、5節を行ない、日本代表MF遠藤航と今夏ジュビロ磐田から加入したDF伊藤洋輝が所属するシュツットガルトはレバークーゼンと対戦した。シュツットガルトは1-3で敗れている。

 直近2試合で途中出場していた伊藤がついに初スタメン。3バックのセンターでの起用となった。一方、キャプテンの遠藤は2ボランチの一角で5試合連続のスタメン出場となった。

 試合は開始2分、シュツットガルトは自陣中央で遠藤がボールを奪われると、そのままレバークーゼンのショートカウンターを受ける。いったんは伊藤がその勢いを受け止めるも、クロスを上げられ、これをロバート・アンドリッヒに頭で押し込まれ、先制を許してしまう。さらにシュツットガルトは19分にもカウンターからパトリック・シックに押し込まれネットを揺らされ、早くも2点のビハインドを負う展開となった。

 しかし、30分にレバークーゼンは先制点を決めたアンドリッヒが危険なタックルで一発退場。これで流れが大きく変わる。シュツットガルトは38分、FKからのこぼれ球をオレル・マンガラが押し込み1点差に迫る。前半を1-2として折り返した。
 
 後半立ち上がりは、ひとり少ないレバークーゼンが前線のムサ・ディアビやジェレミー・フリンポンの個人能力を武器に押し込み、決定機を創出するが、シュツットガルトも伊藤の懸命なカバーリングなどでなんとか凌いでいく。伊藤は60分で途中交代となった。

 攻撃の糸口が見出せないシュツットガルトは69分、トランジションの一瞬の隙を突かれ失点。レバークーゼンのフロリアン・ウィルツに中盤の混戦を抜け出されると、そのまま約40m独走を許しゴールに流し込まれた。

 遠藤は後半に入り、再三局面での勝負強さを見せ、ボール奪取から反撃に繋げるも、アタッキングサードでの精度を欠くシュツットガルトは決定機をつくり出せない。結局、遠藤もフル出場で奮闘を見せたものの及ばず、試合は3-1でアウェーのレバークーゼンが勝利を収めた。シュツットガルトは今季3敗目。開幕5試合で1勝1分け3敗の勝点4となっている。一方のレバークーゼンは勝点を10に伸ばしている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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