今夏加入のストライカーが懸命なチェィシングから移籍後初ゴールを挙げた。

【動画】足を止めない藤本憲明、泥臭く掴んだ移籍後初ゴール！

　J１リーグ29節の清水エスパルス対ベガルタ仙台は、J１残留をかけた下位チーム同士の対決となった。前節まで16位の清水は、立ち上がりからホームの勢いに乗って攻め、降格圏18位の仙台を押し込む。19分にはCKからチアゴ・サンタナが押し込みネットを揺らす。幸先よく先制する。

　さらに後半に入り、清水は51分に貴重な追加点を挙げる。相手のバックパスを懸命に追った藤本憲明がチェイシングの手を緩めずスピードアップ。ボールを保持していたGKヤクブ・スウォビィクの隙を突いて、ゴールを陥れた。藤本の移籍後初ゴールで仙台を突き放す。

　清水はその後、１点を返されるものの逃げ切りに成功。２-１で勝利を収め、９試合ぶりに勝点３を手にした。
 

　試合後、移籍後初ゴールを奪った藤本は「全員で準備したことが出せて勝つことができ、サポーターの皆さんと分かち合うことができたのは良かった」と、移籍後初ゴールと清水での初勝利を喜んだ。

　この藤本のゴールにファンも反応。SNSでは、「待ってたよ！藤本ヤッター」「来た来た来たぁぁぁ！」「嬉しすぎる」「速い」「藤本しか出来んゴール！」「らしさ全開！！」などと待望の移籍後初ゴールに歓喜するコメントが寄せられた。

　清水は勝点を29に伸ばして、湘南ベルマーレをかわして15位に浮上。降格圏17位の徳島ヴォルティスには勝点６差をつけ、残留争いで優位に立った。次節は９月24日、再びホームでヴィッセル神戸と対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部