「ジェットコースターのよう」ミランとの乱戦勝利に、MOMのヘンダーソンが歓喜!2失点には「だらしない」

2021年09月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

「僕がもう少し前のポジションでプレーするのであれば…」

勝ち越しゴールを奪い、喜びを表現するヘンダーソン。(C)Getty Images

 現地時間9月15日に開催されたチャンピオンズ・リーグ(CL)のグループステージ第1節で、グループBのリバプールは、8シーズンぶりにこの舞台に戻ってきたミランとホームで対戦し、3-2で勝利を収めた。

 立ち上がりから猛攻を仕掛けたリバプールは、開始9分にトレント・アレクサンダー=アーノルドのシュート(ゴール直前に相手DFのフィカヨ・トモリに当たり、記録上はオウンゴール)で幸先よく先制するも、13分に相手のハンドで獲得したPKをモハメド・サラーが痛恨の失敗。追加点のチャンスを逃す。

 すると、前半終了間際にミランの反撃に遭い、42分にアンテ・レビッチ、44分にブラヒム・ディアスと立て続けにゴールを許し、一気に逆転を許してしまう。

 それでもホームチームは後半開始直後の49分、PK失敗を挽回するサラーの一発で即座に追いつく。ディボック・オリギとの鮮やかなワンツーからネットを揺らした。

 そしてついに勝ち越し弾が生まれたのは69分。CKのこぼれ球にペナルティエリア手前で反応したジョーダン・ヘンダーソンが右足を豪快に振り抜き、鋭いシュートをゴール左に叩き込んだ。

【動画】CKのこぼれ球に反応したヘンダーソンの華麗な決勝点

 マン・オブ・ザ・マッチに輝いたヘンダーソンは試合後、久々のゴールに感情を露わにした。クラブ公式サイトが伝えている。
 
「スコアシートに戻ってくることができて、とてもうれしいよ!ゴールを決めるのはいつだってうれしいことだ。僕がもう少し前のポジションでプレーするのであれば、よりゴールが求められる。だから今日はスコアシートに名前を載せて、勝利に導くことができて良かった」

 31歳のイングランド代表MFは、チーム全体のパフォーマンスにも小さくない手応えを感じているようだ。

「いい試合だった。ちょっとしたジェットコースターのようなもので、中立の立場で見るにはとても良かったと思う。アンフィールドでのヨーロッパ(CL)の夜にファンが戻ってきてくれたのはうれしかったし、最終的には素晴らしい試合だった。試合の大半は、我々のパフォーマンスレベルはとても良かったと思う。

 ただ、前半の最後の10分から15分くらいは、自分たちの力を十分に発揮できず、少しだらしないプレーをしてしまい、その結果、2点を取られてしまった。ハーフタイムに入ってからは、ビハインドを負ったことに少しがっかりしたが、後半に向けて何をすべきかを細かく確認したよ」

 開幕5試合で4勝1分と好調のリバプールは、この勢いを持続させることはできるか。そしていまだ出場時間がない南野拓実にチャンスは訪れるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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