「期待外れ」「フラストレーションが溜まる」パリSGの“MNM”トリオに辛辣評価。非難の矛先は監督にも…

2021年09月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

期待の3人が念願のそろい踏み

初めてのトリオそろい踏みに期待は高まっていたが…。 (C)Getty Images

 現地時間9月15日、チャンピオンズ・リーグのグループステージ第1節が行なわれた。グループAでは、リーグ・アンのパリ・サンジェルマンがアウェーでベルギー1部のクラブ・ブルージュと対戦し、1-1のドローに終わっている。

 このゲームは、今夏にバルセロナから加入したリオネル・メッシ、ネイマール、キリアン・エムバペという3トップが揃って先発し、注目を集めた。

 しかし、ふたを開けてみれば、チーム全体がかみ合わず、C・ブルージュを相手に大苦戦。自慢のトリオが鋭い攻撃を見せても、1点を奪うのがやっとで、追加点を奪えなかった。

 この戦いぶりを、仏紙『L’Equipe』は「パリSGの複雑なスタート。ブルージュの優秀なチームに気合と激しさで敗北した。3トップは全体的に期待外れで、しかもエムバペは負傷と、なお悪い」と厳しい言葉を綴っている。

 英公共放送『BBC』も「フラストレーションが溜まる試合だった」と痛烈に批判。「正しく言えば、スター選手たちは困り果てていた。後半にエムバペの交代で3バックはすぐに崩れ去り、前線と最終ラインはそれぞれに孤立した、まるでチームとは思えないものだった」と厳しく評している。

 そのほかの主要メディアも批判的な声を上げており、試合後の記者会見でもチームを率いるマウリシオ・ポチェティーノ監督に「この3トップ起用は正しかったのか?」など、厳しい質問が飛んだようだ。フランスのラジオ局『RMC Sports』が指揮官の返答を報じている。
 
「我々にはとにかく時間が必要だ。仕事をし、彼らが仲を深め、トリオとして成功するためには、それしかないんだ。確かにチームとしての完成度はまだだし、中盤には一貫性と強固さが必要だった。それにしたって多くのミスを犯した。選手たちの交代についてもそれぞれベストであったと思う。

 チームの努力は認めているし、満足もしている。決して良い夜とはいえなかったが、落ち着いて仕事を続けなければならない。我々はもっと良くなるし、良くしていくつもりだ。私たちはもっと強くなるよ」

 パリSGが入ったグループAのもう1試合、マンチェスター・シティ対RBライプツィヒは6-3で前者が勝利している。パリSGの次戦は、28日に行なわれるシティ戦だ。 

 果たして、その大一番までに、メッシら新加入組は、チームにうまく溶け込むことができるか。今後の改善が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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