川崎が苦しんだ劣悪なピッチ。日本人記者の「ホームアドバンテージになったか」の問いに敵将と韓国メディアの反応は?「こちらが集中力で上回った」【ACL】

2021年09月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

「蔚山の選手たちにも影響を与えた」

長谷川(16番)らのPK失敗には芝の影響が…。(C)Getty Images

 9月14日に開催されたアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)のラウンド16で、川崎フロンターレは前回王者の蔚山現代FC(韓国)と敵地で対戦。0-0で突入したPK戦に2-3で敗れ、ベスト16敗退を喫した。

 パスワークや連携での崩しが持ち味の川崎が、敵のハイプレスとともに苦しめられたのが、劣悪なピッチだ。悪天候の影響で所々が剥がれ、PK戦の際にも、2本目の長谷川竜也と4本目のジョアン・シミッチの失敗は、明らかに緩い芝の影響があった。

 韓国メディア『Newsis』は、「ピッチがアドバンテージ?」と題した記事を掲載。「試合前に豪雨が降り、120分の勝負になったこともあり、競技場のあちこちの芝が剥がれた。PK戦も例外ではなかった。勝敗に少なからず影響を及ぼした」と伝えた。

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 そのうえで、試合後のオンライン会見で、日本の記者から「PKを蹴るときの芝の状態が良くなかった。ホームアドバンテージになったか?」と質問があったとし、蔚山のホン・ミョンボ監督が次のように返答したと伝えている。

「同じ条件だったと考えている。ホームスタジアムではあるが、我々も同じ状況だった。特にホームアドバンテージがあったとは思わない」

 同メディアもこう見解を綴っている。

「実際、PK戦でペナルティスポットの芝の状態は、蔚山の選手たちにも影響を与えた。蔚山が集中力で上回っていたと見るのが正しい」

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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