鎌田VS遠藤の日本人対決は熱戦の末にドロー! 復帰のコスティッチが劇的先制弾もシュツットが執念で追いつく

2021年09月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

後半に激動の展開に

日本代表で共闘していた鎌田と遠藤も火花を散らした。(C)Getty Images

 現地時間9月12日、ブンデスリーガ第4節が行なわれ、長谷部誠、鎌田大地が所属するフランクフルトと、遠藤航、伊藤洋輝が所属するシュツットガルトが対戦した。

 鎌田はトップ下、遠藤は中盤の底で先発。長谷部と伊藤はともにベンチスタートとなった。

 主導権を握ったのはフランクフルト。鎌田は新加入のCFラマース、右ハウゲ、左リンストロムとの連携で敵陣を切り崩す。鎌田は2度のアシスト未遂、2度のシュートチャンスに恵まれたが、フィニッシュの精度を欠き、いずれもGKに阻まれた。

 対するシュツットガルトは守備で粘りつつカウンターを狙う。遠藤は攻守で奮闘し、鎌田とも度々対峙してはチャンスの芽を潰す。

 前半をスコアレスで折り返すと、フランクフルトは59分にコスティッチを投入。移籍騒動で前節はチーム参加を拒んだといういきさつはあったが、ファンからは暖かい拍手で迎えられた。
 
 そのコスティッチは立て続けにチャンスを演出。フランクフルトはCKから絶好機を迎えるが、シュートはポストを直撃し、ネットを揺らすことができない。

 72分にはシュツットガルトの伊藤もピッチに登場。左ウイングに配置され、アウェーチームは守備を整えるが、79分、インターセプトから左サイドにこぼれたボールを拾ったコスティッチが左サイドから切り込み、左足で思い切り蹴りこんだシュートが右ポストを叩いてネットを揺らした。

 1点を失ったシュツットガルトは、さらに82分に決定機阻止でアントンが一発退場に。一人少ないなかで勢いのあるフランクフルトの攻勢に対峙することになった。

 しかし、それで試合は終わらなかった。88分、伊藤からのフィードをエリア内に切り込んだ遠藤が落としたボールはDFにかき出されるが、それを拾ったボールを再びゴール前に浮かせると、新加入のエジプト代表FWマルムシュが粘ってゴールに叩き込み、同点に追いついた。

 アディショナルタイム90+3分にフランクフルトが再びコスティッチのクロスから絶好機を迎えるが、途中出場のFWボレが放ったシュートは上ポストを叩き、ゴールラインを割ることはなかった。

 試合は1-1で終了。遠藤、鎌田はフル出場している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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