FC東京が本拠地に帰還。「気持ちの入った試合」を見せられるか。味スタで迎える柏戦に向けた長谷川監督の決意

2021年09月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

「みんなが強い気持ちで、一戦一戦、ホームのゲームに臨めるか

約2か月半の“アウェーロード”を終え、味スタに戻ってくるFC東京。長谷川監督は気合い十分の選手たちの「背中を押してあげたい」と話す。写真:塚本凜平(サッカーダイジェスト写真部)

 東京オリンピック・パラリンピックの開催で、FC東京は7月からホームの味の素スタジアムを使用できずにいた。約2か月半の"アウェーロード"を終え、久々に本拠地で迎える9月12日の柏レイソル戦前日に、長谷川健太監督がオンラインでの取材に応じた。

「ここからギアを上げて、しっかりと戦うことができるかどうか」

 FC東京は27試合を消化し、12勝6分9敗。勝点42で8位という成績だ。残り11試合で「全勝を目指して戦っていく」のは当然として、ホームで戦える8試合で「しっかり勝利を重ねていくことができるか」が肝となる。

「勝ちにこだわることで、少し前のめりになりがちで、そこをつかれたりとか、ホームでの難しさはありますが、そういうリスクを恐れて戦いにいかないと、尻込みしているようでは、残り11試合、ホームでの8戦というゲームで勝利を掴むことはできないと思います。みんなが強い気持ちで、一戦一戦、ホームのゲームに臨めるかどうか」

 アウェーチームは、状況によっては勝点1でOKとするような守備的な戦いをしてくるかもしれない。そうした相手からもしっかりと勝点3を奪い取りたい。

「自分たちからいかに試合を動かして、自分たちの土俵に持っていけるかが大事になってくる。それは今シーズン、途中から取り組んできたこと。ここまでの取り組みの成果、真価の問われる一戦一戦になると思っています」
 
 終盤戦の巻き返しに向け、弾みをつける意味でも、久々のホームゲームとなる柏戦は非常に重要な意味を持つ。

「どういう形で入れるかどうかというところで、これからのホームの流れができてしまうと思います。良い形で試合に入ることができれば、今後のホームでのゲームも良いメンタルで臨めるはず」

 選手たちに関しては「ホームに帰ってきて、"やってやろう"という気持ちで準備できていると思っている」。そんな彼らに対し、指揮官としては「背中を押してあげるというか、気持ちよく明日のゲームをやらせてあげるだけ」と意気込む。

 気合いが空回りしないように戦うことができれば、「気持ちの入った試合になる」。リーグ戦では目下2連勝中で、直近のゲームではルヴァンカップのベスト4進出を決めている。良い流れにあるなかで、前回対戦では4-0の完勝を収めている柏からも白星をもぎ取り、さらに勢いづきたいところだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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