移籍市場最終日の８月31日に、アトレティコ・マドリーへの電撃復帰が決定したフランス代表FWアントワーヌ・グリエーズマンが現地９月８日、入団セレモニーを行なった。

　2019年夏にバルサに移籍して以来、３シーズンぶりの復帰となる元エースは、フランス代表の活動を終えて、この日からチームに合流。トレーニングの後に、本拠地ワンダ・メトロポリターノに場所を移してのセレモニーで心境を語った。

「とても幸せで、この瞬間を待ちきれず、10日間眠れなかった」

　そう喜びを語った30歳は、「ここはピッチ内外で幸せになるのに最適な場所だった。移籍市場最終日の、少しクレイジーな日だったが、すべてが順調に進んだ。またアトレティコの一員になりたかったんだ。近年、僕に起こった最も美しいことだ」と続けている。

　新しい８番のユニホームを手にしたアタッカーが驚かせたのが、その風貌だ。練習時にはまだ長かった髪をバッサリ切っていたのだ。

【動画】ニューヘアスタイルが大反響！グリエーズマンの入団セレモニーが話題！
 

　スペイン紙『AS』は、この断髪について、一度はライバルのバルセロナに去った裏切りへの謝罪と受け止め、「アトレティコのファンに謝罪するグリエーズマンの最初の行動」とのタイトルで動画を公開。「アントワーヌは、アトレティコのファンの愛を取り戻したいと考えている。彼が最初にしたのは髪を切ることであり、インターネットで話題となった」と伝えた。

　また、『Mundo Deportivo』紙も、「アトレティコでのプレゼンテーションのグリエーズマンの外見の根本的な変化。フランスのFWは、ここ数か月やっていたポニーテールに別れを告げた」と報じるなど、反響を呼んでいる。

　まさに心機一転。アトレティコでの第二章に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【PHOTO】2021年夏の移籍市場で新天地を求めた名手たちを一挙紹介！