サラブレッドが偉大な記録を打ち立てた。

　現地時間９月５日に行われたカタール・ワールドカップ欧州予選の第５節で、アイスランドはホームで北マケドニアと対戦。１‐２と１点をリードされて迎えた84分、起死回生の同点ゴールを奪ったのが、アンドリ・グジョンセンだ。

　82分に投入されたばかりのストライカーは、左サイドから来たパスを足下にピタリと収め、振り向き様に右足でシュート。見事にネット揺らしてみせた。

　そう出場から２分で同点ゴールを決めたこの19歳は、チェルシーやバルセロナで活躍したアイスランドのレジェンドFW、エイドゥル・グジョンセンの次男だ。現在はレアル・マドリーのカスティージャ（Bチーム）に所属し、３日前のルーマニア戦で代表デビューを飾ったばかりだった。

【画像】親子三代で偉業達成！グジョンセンが決めた代表初ゴール

　まだアイスランドが弱小国だった頃から大エースとして君臨し、88試合で26ゴールを挙げたエイドゥルは、17歳の時に同じく代表戦士だった父のアルノール（アンドリの祖父）と交代して途中出場し、初キャップを刻んだことで知られている。

　そのアルノールも代表で14点を決めており、これで親子三代での得点という快挙となった。

　ちなみに、スウェーデンのエルフスボリでプレーする兄のスべイン・アーロンも代表選手で（ゴールはなし）、弟のダニエル・トリスタンもマドリーの下部組織に所属している。

　人口わずか35万人ほどのアイスランドで、グジョンソン一家は計り知れない功績を残しているといえるだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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