「味方のミスに、いつも彼が…」完封貢献の吉田麻也を伊メディアが高評価!「任務は常に遂行」

2021年08月30日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

今季初の1ポイント獲得に貢献

吉田はフル出場でクリーンシートに貢献した。(C)Getty Images

 今シーズン初得点も、初白星も、挙げることはできなかった。だが、開幕戦で3得点を決めて勝利したサッスオーロ相手に、サンプドリアは1ポイントを手にしている。吉田麻也は、フル出場でクリーンシートに貢献した。

 8月29日のセリエA第2節で、サンプドリアは敵地でサッスオーロと0-0で引き分けた。開幕戦でミランに0-1で敗れていたサンプドリアは、今季初の勝点を獲得している。

 開始4分、サンプドリアは敵陣にいた吉田のプレーからピンチを迎えた。頭でつなごうとしたが、これがパスミスとなり、ボールはフィリップ・ジュリチッチの足元へ。そのままジュリチッチにカウンターを発動され、シュートまで持ち込まれたが、守護神エミル・アウデーロのセーブでしのいだ。

 その後も何度かサッスオーロに好機を許したサンプドリアだが、最後まで失点はせず。2試合で0得点ながら1失点の1ポイントという成績でインターナショナルウィークを迎えた。

 立ち上がりに危険を招いたかたちの吉田だが、全体的なパフォーマンスに対する評価は上々だ。イタリア衛星放送『Sky Sport』や『Sport Mediaset』は、及第点を上回る6.5点と評価。『Gazzetta dello Sport』紙も、同じく6.5点をつけている。
 
「ジュリチッチにヘディングでパスしてしまう悪いスタート。だが、以降は何も間違えなかった」

 また、サンプドリア専門サイト『samp news』も、やはり6.5点で「任務は常に遂行」と評した。

「だが、回避可能ないくつかのミスを犯す守備陣のチームメートに難しくさせられ、いつもギリギリでのカバーを強いられる。彼はいつも身体を投げ出している」

 そのほか、『Corriere dello Sport』紙などは及第点の6点と評価。『calciomercato.com』は「守備陣のチームメートたちより目立たず。時折見逃すところもあった」とやや辛口。『TUTTOmercatoWEB』は「正確でタイミング良し、味方が空けたヒビをふさいでサッスオーロ攻撃陣に何もプレゼントせず。サッスオーロのプレスがより積極的になったときは、後方からの組み立ても」と伝えている。

 開幕戦に続き、堅実なパフォーマンスで着実な評価を得た吉田。日本代表での戦いを経て、次節は王者インテルと対戦する。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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