「それも良い選択」“無所属”で代表選出の長友佑都、J復帰はあるのか?「過酷な環境で挑戦したい」

2021年08月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

「焦っても仕方ないので」

無所属が続く自身の現状について長友が口を開いた。写真:金子拓弥 (サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 ワールドカップ・アジア最終予選に挑む日本代表は、8月30日から国内で合宿を開始。DF長友佑都がオンライン上で取材に応じ、いまだ所属クラブが決まらない現状について思いを語った。

 昨シーズン限りでフランス1部リーグのマルセイユを退団。それから無所属の状態が続いたなかで代表へ招集され、合宿初日を迎えた。長友は、「所属先がないので個人でしっかりトレーニングをしていた」とコンデションには自信を示し、現状についても「焦りはない」と言い切った。

「焦っても仕方ないのでね。移籍の問題は自分の意志だけでは決まらないですし、去年もこんな感じだったので、全然自分自身は落ち着いています」

 また、大迫勇也(神戸)や酒井宏樹(浦和)など、これまで欧州でプレーしてきた代表クラスのプレーヤーが続々とJリーグへ復帰していることに対しては、「それも良い選択」と尊重した。

「彼らは経験もあるのでヨーロッパの選手のトップレベルも分かっている。むしろ彼らからしたら、最終予選は月に1回とかで試合が続いていくと思うので、移動の負担や時差とかを考えれば、それも良い選択なのかなと思います」
 
 ただ、Jリーグを選ぶかどうかは、「まだ2日間移籍市場が開いていますので分からない」としたうえで、「僕の哲学としては過酷な環境で挑戦したいと思っている」との意思を示した。

 日本代表は9月2日、ホームでW杯アジア最終予選の初戦、オマーン戦に挑む。長友は、「最終予選は厳しい戦いになると思う。自分のパフォーマンスをしっかり出して、(試合に)出なかったとしても自分の経験を伝えたり、メンター的な役割で貢献したい」と力を込めた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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