「日本人がチームを歓喜させた」デビュー戦で決勝点の林大地を、ベルギー現地紙も称賛! STVV指揮官も賛辞

2021年08月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

84分に原と交代してベンチへ

初先発で結果を残した林。数的不利になってからは守備でも走り回った。(C)STVV

 現地時間8月28日、ベルギー・リーグの第6節が行なわれ、シント=トロイデン(STVV)はアウェーでセルクル・ブルージュと対戦し、1-0で勝利を収めた。

 この試合で初先発を飾り、初ゴールを挙げたのがサガン鳥栖から加入したばかりの林大地だ。開始7分にイロムベ・ムボヨが相手GKのミスを逃さずにボールを奪い、中央に走りこんでパスを受けた林が右足で流し込んだ。

 後半早々に数的不利に陥ったSTVVだが、この1点を最後まで守り切り、5試合ぶりの白星を手にした。林は84分に同じく新加入組の原大智と交代するまで攻守に奮闘し、勝利の立役者となった。

 試合後、林はベルント・ホラーバッハ監督から「ミスを恐れずに思い切りやってほしい」と送り出されたことを明かし、「相手のミスもあったけれど、しっかりとチームで裏をとり、相手のミスを突いて、いいゴールだったと思う」と初弾を振り返った。

 また、2トップを組んだムボヨとの関係については「常に君を見ているから、どんどん動き出してほしいと言ってもらった。もっと(関係は)良くなると思う」と語り、手応えを得たようだ。
 
 現地紙『Het Laatste Nieuws』は「勝利のプレッシャーを感じていたホラーバッハは、日の丸を背負った新人ストライカーである林を起用した。彼は同胞である鈴木(優磨)の役割をコピーできる存在であり、長い髪とゴールへの嗅覚を持っていた。その日本人が、チームを歓喜させた」と称えた。

 指揮官もチームの出来にご満悦だ。試合後のインタビューで「立ち上がりが非常によく、早い段階で点が取れた。攻撃面で非常に積極的になることができたが、後半にレッドカードが出てからは全力で守るしかなかった。今日は本当にすべてを出し切ってくれたので、最大限の賛辞を送りたい」とコメントしている。

 今シーズン2勝目を挙げたSTVVは、チームとしての完成度を上げるために約2週間の代表ウィーク中に練習試合を行なうという。新加入の林と原にとっては、連係を深めるいい機会となりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】林がベルギーリーグのデビュー戦で初先発&初ゴール! 執念で流し込んだ得点シーン
 

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