ドイツ2部でともに先発デビューした日本人対決は、シャルケ板倉滉に軍配! デュッセルドルフ田中碧も奮闘

2021年08月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

共に加入後初のスタメン出場

共に新天地で先発デビューを飾った田中(左)と板倉(右)。C)Getty Images

 現地時間8月28日、ドイツ2部リーグの第5節が行なわれた。今夏に板倉滉が加入したシャルケが、田中碧が加入したデュッセルドルフと対戦。川崎フロンターレ出身、かつ東京五輪代表でもある板倉と田中が、ともに新天地で初先発を飾った。
 
 ホームの板倉は3バック中央、アウェーの田中は左インサイドハーフ、そしてアベルカンプ真太が右インサイドハーフで先発した。

 先制点はデュッセルドルフ。敵陣で相手のミスを拾ったアウェーチームが展開し、ナレイからのパスに反応したアベルカンプが空いたスペースに走り込み、右足で軽く合わせて流し込み、ネットを揺らした。

 しかし、その3分後、今度はシャルケのビュルターが敵陣でのミスを逃さず、テローデとのワンツーで抜け出すと、右足で豪快に蹴りこみ、同点に追いつく。その後はシャルケが主導権を握り、板倉も攻守において存在感を示した。
 
 後半を1-1で迎えた両チームだが、46分、左サイドから切り崩しにかかったシャルケのテローデが、DFに当たって少し軌道の変わった低めのクロスに右足ダイレクトで合わせ、2-1と突き放した。
 
 1点を追いかける立場となったデュッセルドルフで、田中はアベルカンプとの連携で切り込み、ミドルシュートを放つなど積極的に前線に顔を出す場面が増える。68分以降はアンカーにポジションを下げてプレーした。

 デュッセルドルフが少しずつ前がかりになって主導権を握る展開が続くなか、87分に板倉、田中ともにピッチを退いた。

 試合は90分にテローデがセットプレーからこの日2点目を叩き込み、試合は3-1で終了。シャルケが3試合ぶりの勝利を収め、日本人対決はシャルケの板倉に軍配が上がった。試合後はふたりで健闘を称えあう姿もみられた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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