「いまや攻撃のリーダー」久保建英の2年前との“役割の違い”を地元紙が解説! 指揮官が考える起用法のモデルは五輪代表?

2021年08月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

「彼の役割は大きく変わった」

2シーズンぶりに復帰したマジョルカで早くも攻撃のタクトを振るいつつある久保。(C)Mutsu FOTOGRAFIA

 2シーズンぶりのレンタル移籍でマジョルカに復帰した久保建英は、ベティスとの開幕戦で61分から途中出場を果たすと、続くアラベス戦では先発して88分までプレー。2年前のマジョルカはもちろん、ビジャレアルやヘタフェで共闘した選手も多く、驚くべき早さでチームに溶け込んでいる。

 マジョルカの地元紙『Diario de Mallorca』は24日、「久保の新しい役割」と題した記事を掲載。「クボはマジョルカでの最初の経験より2つ歳をとっただけだが、彼の役割は大きく変わった」とし、次のように伝えている。

「いまや彼は攻撃のリーダーの一人となった。ルイス・ガルシア・プラサ監督は彼をトップ下に配するのを好み、(前任者の)ビセンテ・モレーノ監督のようにサイドに固執しないことを示している」

【動画】久保建英が復帰後初スタメン!アラベス戦の模様はこちら
 
 さらに、アラベス戦後に指揮官が「クボのプレーには満足している」と前置きしたうえで、「もっとゴールに野心的になり、敵陣深くまで入り込んでいかなければならない」と課題を指摘したことに言及。このコメントは、「守備的な要求を少なくして、ラストパスやシュートでその才能を発揮することを望んでいるということを意図している」と綴った。

 そして、「これこそが彼が東京オリンピックで輝いたやり方であり、3ゴール・1アシストをマークし、日本のキーマンとなった。彼は攻撃をオーガナイズするのを明らかに喜んでいた」と続けている。

 また、トップ下で先発したアラベス戦のプレーについては、「素晴らしい出来ではなかったが、その機動性、自信、ドリブルは希望を持たせるパフォーマンスだった」と評している。

 指揮官や地元メディアから攻撃の中心として期待されている久保。東京五輪のように目に見える結果を残せるかが今後の鍵となる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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