「ファンの期待は密かに高い」スペイン紙編集局長が挙げるバルサの“推しプレーヤー”

2021年08月24日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

デパイには主役級の活躍を期待

派手さはないが、マンチェスター・Cから復帰したCBのエリク・ガルシアに対するファンの期待は大きいようだ。(C)Getty Images

 スペイン大手『AS』紙の編集局長、ファン・ヒメネス氏に、2021-2022シーズンのラ・リーガで注目しているタレントを、担当するバルセロナから4人挙げてもらった。

「新生バルサの最大の注目は、やはり新加入のデパイだろう。27歳とまさにこれからピークを迎える年齢で、昨シーズンはリヨン、オランダ代表で活躍した。CFに加え、両サイドもこなせるだけに、メッシに代わって主役級の活躍が期待できる」

 そのデパイとともにバルサ攻撃陣を引っ張らなければならない選手として、ヒメネス記者が挙げたのは入団3年目のアントワーヌ・グリエーズマンだ。

「2019年夏の入団以来、メッシの黒子役として身を粉にして働き続けてきたが、その分、影は薄かった。グリエーズマンにはゴール数の増加はもちろん、攻撃全面においてプレゼンスを高め、エースとしての働きが求められる」

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 3人目に名前が挙がったのは、前述のふたりを後方からサポートする18歳の天才MFペドリ。

「EURO、東京五輪も含めたフル稼働による疲労が懸念されるが、もし彼を長期間欠くようならバルサの覇権奪回は難しいだろう」

 DFでは、ペドリと同じく今夏のEUROと東京五輪に出場した"出戻り"のセンターバックが必見だという。

「エリク・ガルシアに対するバルセロニスタの期待は密かに高い。。ピケ、アラウホ、ラングレ、ミンゲサらとのポジション争いは熾烈だが、代表チームでも披露した落ち着きあるプレーを見せられれば、早々に定位置を奪うことが可能だろう」

 巨星メッシが去ったバルサだが、依然として注目すべきタレントは少なくないようだ。

訳●下村正幸
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

※『ワールドサッカーダイジェスト』2021年9月2日号より一部抜粋して転載

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