「FC東京は大切なチーム」それでも武藤嘉紀が新天地に古巣ではなく神戸を選んだ理由

2021年08月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

「武藤嘉紀をより必要としてくれた神戸に行くことを決断」

神戸で新たなスタートを切ることを決断した武藤。「もう一度、ゴールを取り続けられる選手に」と意欲を燃やす。(C)VISSEL KOBE

 6年ぶりのJリーグ復帰を果たした武藤嘉紀。移籍先は古巣のFC東京ではなく、ヴィッセル神戸だった。

 FC東京ではアカデミー時代を過ごし、プロデビューも飾った。当然、特別な感情のあるクラブだろう。8月22日に行なわれた神戸の新加入選手会見の場でも、「FC東京は僕を育ててくれた大切なチーム」と語った武藤の中で、古巣は新天地候補として「考えにはありました」という。

 それでも、神戸を選んだ理由について次のように話す。

「今回、ヴィッセル神戸さんが自分に熱くオファーをしてくださり、かつ選手として必要としてくださった。チームにはそれぞれ補強ポイントだったり、その時に欲しいと思う選手ではないと、移籍は成立しないと思う。そういった面で、武藤嘉紀をより必要としてくれた神戸に行くことを決断しました」
 
 同7日の完全移籍加入のリリースでは「チームのヴィジョンに強く共感」したことも、決断の理由として言及している。

「ヴィッセル神戸に勝利をもたらすこと、タイトルをもたらすこと、そしてアジアナンバーワンチームにする、そういう大きな目標を掲げて、帰ってきました」

 デビュー戦となった同21日の鹿島アントラーズ戦では山口蛍の決勝点をアシストと、さっそく結果を示した。強い決意でクリムゾンレッドに袖を通した武藤は今後、どんな活躍を見せてくれるか楽しみだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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