「いろんなスター選手とプレーしてきたが…」神戸新加入のボージャンが明かした“友人”イニエスタへの想い

2021年08月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

イニエスタはバルセロナでプレーした当時、最も仲の良かった選手

記者会見で神戸を選んだ理由やイニエスタへの想いを明かしたボージャン。(C)VISSEL KOBE

 ヴィッセル神戸は8月22日、オンラインによる新加入3選手の入団会見を行なった。そのひとり、元スペイン代表のボージャン・クルキッチが、神戸を選択した理由のほか、元同僚のアンドレス・イニエスタへの想いなどを語っている。

 まず、複数の選択肢があったと言われるなかで、神戸加入を選んだことについてボージャンは次のように語った。

「ヴィッセル神戸のスタイルは自分のプレースタイルに合っていると考えた。いろんなオファーがあった中で、自分にとってベストのオプションだと感じたことが決め手。ここに来るうえでモチベーションが感じられたし、プロとしても一人の人間としてもここに来ることが一番いい選択だと思えた」
 
 また、「いまはどの国に行ってもサッカーのレベルは高い。日本でもこのヴィッセル神戸でも自分のプレーを上手くやっていけると思っている」とパフォーマンスへの自信を見せつつ、21日に行なわれた鹿島戦の印象を、「ヴィッセルにも素晴らしい選手が揃っていると思う」と語った。さらに「彼らとうまく連係しながら、日々100%を出し続けてチームのために貢献していきたい」と意気込みを見せている。

 バルセロナのカンテラ(育成組織)育ち。ユース時代には将来を嘱望される存在で、その後昇格したトップチームでも約4シーズンを過ごし、輝きも放った。もちろん、神戸でチームメイトとなるイニエスタとも、スター選手が揃うバルセロナで何度も共演しているが、ボージャンの中ではいかなる存在だったのか。

「彼は私にとって友人。バルセロナでのデビュー時から数年同じチームでプレーして、その当時最も仲の良かった選手だし、これまでいろんなスター選手とプレーしてきたが、一番身近に人間味を感じることができた選手というのが、私が持っている印象」

 イニエスタとの共演が実現すれば約10年ぶりのこと。「自分がデビューした頃にはすでにスター選手だった彼にいろんな意味でサポートしてもらい、気さくに話してもらったことはすごく大切な思い出。そんな彼とまたプレーできるのを本当に喜んでいる」と、友人との再度の共演に心を躍らせる。

 2020年末で前所属のモントリオール・インパクトを退団後、ややブランクがあるのは気がかりだが、気心の知れたイニエスタとのコンビで、日本のスタジアムを湧かせることができるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【布陣図】ボージャン、イニエスタ、大迫… これがヴィッセル神戸の最強布陣だ!
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