スタメンに抜擢した指揮官も、満足しているようだ。

　現地時間８月21日に行なわれたラ・リーガ第２節で、久保建英が２シーズンぶりに復帰したマジョルカは、アウェーでアラベスと対戦。80分に加入したばかりのFWフェル・ニーニョが決めたゴールを守り切り、１-０で今シーズン初勝利を飾っている。

　11日にレンタル移籍が決定した久保は、その３日後に行なわれた第１節のベティス戦（１-１のドロー）で61分から途中出場。そして、この試合では大方の予想に反して、スタメンに名を連ねた。

　４-２-３-１のトップ下に入った久保は、序盤はプレゼンスが希薄だったものの、徐々に待ち味を発揮。周囲を活かすパスやドリブルで好機を創出した。

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　試合後の会見で、マジョルカのルイス・ガルシア・プラサ監督は、「良かったのは、タケのことを誰もが知っていることだ」と、顔馴染みの選手が多かったのがアドバンテージになったとコメント。日本代表MFのパフォーマンスについて、次のように評価した。

「彼にはとても満足している。もっと野心を持ち、もっと多くのエリアに顔を出さなければならないが、私は満足している。我々に多くのことをもたらしてくれるだろう」

　早くもチームに溶け込み、攻撃のタクトを振るいつつある久保。現地8月27日に開催されるエスパニョールとの第3節では、今季初ゴールを期待したいところだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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