「タケは腹を立てていた」初先発の久保建英は、何が不満だったのか?「明らかに…」

2021年08月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

指揮官が試合後の様子を明かす

アラベス戦で今季初スタメン出場を飾り、88分までプレーした久保。 (C)Mutsu FOTOGRAFIA

 現地時間8月21日に開催されたラ・リーガ第2節で、久保建英が所属するマジョルカは、敵地でアラベスと対戦。途中出場のFWフェル・ニーニョが80分に決めたゴールで、1-0の勝利を飾っている。

 開幕節のベティス戦(1-1のドロー)で61分から途中出場を果たした久保は、早速スタメン起用された。序盤は周囲との連係が嚙み合わないシーンが散見されたものの、徐々にボールが集まるようになり、存在感を発揮。シンプルなパスワークや正確なFK、鋭い突破でチャンスを作り出した。

 まだ合流間もないにもかかわらず、ルイス・ガルシア・プラサ監督が88分までプレーさせたのが、この日の出来を表わしていると言えるだろう。

 とはいえ、本人には不満が残るシーンがあったようだ。スペイン紙『MARCA』が、「彼は『明らかにレッドカードだった』と言って腹を立てていた」という指揮官のコメントを紹介している。

【動画】久保の決定機を阻止したファウルがレッドカードにならず…マジョルカ陣営が猛抗議
 言及していたのは、38分のプレーだろう。前線で鋭いプレスを掛けた久保が、敵CBフロリアン・ルジューヌのトラップが長くなったところを狙い、ボールをかっさらう。だが、その瞬間フランス人DFの伸ばした足に倒され、ファウルとなったのだ。

 抜けていれば、GKと1対1となっていた可能性が高かった。それだけに、イエローカードの判定に、日本代表MFは納得が行かない様子で抗議をしていた。

 相手を退場に追い込むことはできなかったが、東京五輪でも光っていたハイプレスは、この20歳の成長の証し。L・ガルシア監督にも好印象を与えたことだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】久保建英が復帰後初スタメン!アラベス戦の模様はこちら

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