「最も印象的」英国人記者が注目するJクラブ指揮官は?「次のポステコグルーだ」

2021年08月21日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「見事に流れを変えた」と称える

セルティックで評価を上げているポステコグルー監督を引き合いに出し、デューデン記者が称賛した指揮官は?(C)Getty Images

 日本から海を渡ったアンジェ・ポステコグルーと古橋亨梧は、スコットランドの地で旋風を巻き起こしている。「日本」と「オーストラリア人監督」に焦点が当たるのも不思議ではない。

 古橋がセルティックで公式戦6試合6ゴールとブレイクしていることを含め、ポステコグルー監督のサッカーを評価する声は増している。そんな中、アジアのサッカーに詳しいジョン・デューデン記者は、英紙『Guaridian』でモンテディオ山形のピーター・クラモフスキー監督を紹介した。

 2018年からポステコグルーの下で横浜F・マリノスのヘッドコーチを務めたクラモフスキーは、昨年清水エスパルスで指揮を執り、今シーズンからJ2の山形を率いている。

 デューデン記者は「ピーター・クラモフスキー:日本で師匠の足跡を追う次のアンジェ・ポステコグルー」と題した記事で、「突然オーストラリア人指揮官が国外で活躍している」と伝えた。

「ポステコグルーはセルティックで試合に勝ち、心と気持ちをつかんでいる。後継者のケビン・マスカットは、横浜F・マリノスでタイトルを競っている。だが、最も印象的なのはクラモフスキーだ」

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「最初は横浜でポステコグルーのNO.2として知られ、2020年は清水で監督として苦しんだが、5月に山形の監督を引き受けてから、42歳は見事に流れを変えた。2部の17位という中で就任し、11試合で31ポイントを獲得。残留争いから一転、5位に浮上し、昇格を争っている」

 記事では、「あまり先を見過ぎないことが重要。1試合ずつ、ではなく、1度ずつ、だ」というクラモフスキーのコメントも伝えられている。

「我々は、毎日向上したいと望んでいる」

 ポステコグルーとクラモフスキーは、それぞれスコットランドと日本でこのまま快進撃を続けていくことができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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