「彼がいる方がいいと言えば…」ビルバオ指揮官が“メッシ抜き”のバルサを語る。「攻撃の主張は弱くなる」

2021年08月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

「メッシが活躍する姿を見ることができるのは喜ばしい」

マルセリーノ監督がバルサ戦を前に、相手の印象を語った。(C)Getty Images

 アスレティック・ビルバオのマルセリーノ・ガルシア・トラル監督が、現地時間8月20日に行なわれるラ・リーガ第2節のバルセロナ戦の前に、会見に出席。退団したリオネル・メッシについて語った。スペイン紙『Marca』が伝えている。

 ビルバオは昨シーズン、スーペル・コパ決勝では延長の末にバルサを下し、タイトルを手にしたものの、3か月後のコパ・デル・レイ決勝では4発を叩き込まれ、リベンジを許したほか、リーグ戦でも2戦2敗と苦杯をなめた。ただ、散々苦しめられたメッシはパリ・サンジェルマンへと移籍し、もういない。マルセリーノ監督は大一番を前に、率直な心境を明かしている。

「メッシがピッチで活躍する姿を見ることができるのは、喜ばしいが、彼が目の前にいる方がいいと言えば嘘になる。それは間違いない。なにせ世界最高のプレーヤーだ。対戦した全てのチームで、彼は常に決定的なことを証明してきた。彼がいないことで、安心と言えるかどうかは分からないが、バルサの攻撃の主張が弱くなることは間違いない」
 
 それでも新生バルセロナは、開幕戦で新戦力メンフィス・デパイの活躍などもあり、背番号10の退団を感じさせないゲーム運びで、レアル・ソシエダ相手に4-2と快勝発進。生まれ変わった相手への警戒心も、もちろん緩めてはいない。

「以前の彼らは、攻撃面でメッシに非常に重要な役割を依存していたが、今はその重要性を攻撃メンバー全員で分担している。決め手に欠けることがあるのも当然だが、彼らはクオリティが高く、止めなければならない選手がいる」

 ビルバオは、エルチェとの第1節では、スコアレスドローに終わった。就任2年目のスペイン人指揮官は、ホーム開幕戦で今シーズン初勝利に導くことはできるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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