平常心を保ちつつ、「ちょい上乗せ」の意欲を燃やす相模原の平松宗。古巣の新潟戦で再び、ゴールなるか

2021年08月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

ここ最近は先発から外れるも「いつでも出られるように準備はしています」

古巣新潟との前回対戦では1得点の平松。敵地で迎える今節でも目に見える数字で勝点奪取に貢献したい。写真:滝川敏之

 古巣相手に、再び、ゴールを決めることができるか。

 8月22日に行なわれるJ2リーグ第26節で、SC相模原はアルビレックス新潟の敵地に乗り込む。4月の前回対戦では、当時開幕5連勝で首位を走るチームに、ホームで2-2のドロー決着。貴重な勝点1を手にした。

 この試合で相模原のスコアラーに名を連ねたのは、助っ人のユーリ、そして元新潟の平松宗だ。28歳の日本人ストライカーは、1-1で迎えた48分、自陣からのロングボールに抜け出すと、GKとの1対1を冷静に制してゴールネットを揺らした。

 今回のアウェーゲームでも、目に見える数字を出したい。新潟の下部組織で育っただけに、"ビッグスワン"には思い入れがある。「(新潟は)すごくお世話になったチーム。成長した姿を見せられるのが一番」と気合いを入れる。

 現在、スタンディングで3位につける新潟の印象は、「個のレベルは高いし、J2の中でも、巧さだったり、ゲームコントロールできる人もいる。上位にいる力のあるチーム」と語る。

 手強い相手であるのは間違いないが、「昔からやっている選手とかもいて、そういう人たちとやれるのは楽しみ」でもある。
 
 ここ最近は先発から外れている平松だが、「いつでも出られるように準備はしています」。縁のある新潟との対戦を前にしても「自分的には一定のモチベーションで、変わらない感じでやっています」と平常心を強調しつつ、「まあ、ちょっとぐらいは。ちょい上乗せぐらいで」と、意欲を燃やす。

 チームは前節、6位のヴァンフォーレ甲府戦で2-1と競り勝ち、3試合ぶりの白星で最下位を脱出した。平松は途中出場から勝利に貢献。「前で起点を作ったり、カウンターの場面を作れればいいな、と。そこは少しできたし、守備の面でも少し力になれたかなと思います」と手応えを口にする。

 次は「FWとして絶対に必要」と考えるゴールという結果で、勝点奪取の力になりたい。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

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