DAZNで配信中の元日本代表DF内田篤人氏の番組『Atsuto Uchida's FOOTBALL TIME』に、シュツットガルトのMF遠藤航がオンラインで出演。キャプテン就任のエピソードを明かした。

　オーバーエイジとして出場した東京オリンピックでも奮迅の活躍を見せた28歳は、今シーズンからドイツの名門で主将の大役を務めることになった。ペッレグリーノ・マタラッツォ監督からの就任要請は、なんと東京五輪の真っ只中に来たという。

　内田氏から「監督がやってくれって言ったの？ 自分からやるって言ったの？」と質問された遠藤は、「監督から連絡が来ましたね」と返答。「ちょうど、オリンピックの初戦（南アフリカ戦）の後に電話が掛かってきて、『時間あるか』と言われて。いつもキャンプ中にキャプテンを決めるんですけど、ちょうどキャンプをやっていたんで」と続けた。

　これには、内田氏も「そんな時に言われるの、キャプテンって…」と驚きを隠せなかった。

【動画】前線に上がり冷静なフィニッシュ！鉄人・遠藤航の技あり開幕弾はこちら

　そして、「お前をキャプテンにしようと思っている」と指名された遠藤は、「このタイミングで言われるのかと思いつつも、やれるならやりたいですと受け入れた」という。

　こうして腕章を巻くことになった遠藤は、ドイツに戻ってチームに合流した後、同僚に寿司をご馳走したことが話題になった。この件について内田氏から問われると、「キャプテンになったし、何かやりたいなと思って。海外ってそういうのがあるじゃないですか。オリンピックでいなかったですし」とその意図を明かし、「やるしかないです」と意気込んだ。

　遠藤のドイツ３年目は、すっかりお馴染みになったデュエルだけでなく、そのキャプテンシーにも注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【PHOTO】2021年夏の移籍市場で新天地を求めた名手たちを一挙紹介！