「最初は不思議な感じがしたが…」マスチェラーノがW杯2年周期開催を支持!「お金や政治的な理由ではない」

2021年08月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

FIFA会長は、大多数の国の協会が賛同していると断言

マスチェラーノが、名将ヴェンゲルに寄り添う姿勢を見せた。(C)Getty Images

 元アルゼンチン代表MFハビエル・マスチェラーノは、ワールドカップ(W杯)の改革案を支持しているようだ。英紙『Daily Mail』が伝えている。

 FIFA(国際サッカー連盟)は現在、W杯を4年周期の開催から2年に1度への変更を模索。ジャンニ・インファンティーノ会長は、大多数の国の協会がこのアイデアに賛同していると断言している。

 これにはかつてアーセナルで約22年間にも渡る長期政権を築いた名将、アーセン・ヴェンゲルも「ビッグマッチが増えるのはファンの望み」と猛プッシュしていたなかで、現役時代はリバプールやバルセロナなどで活躍したマスチェラーノも便乗した形だ。彼は支持するようになった経緯をこう明かす。
 
「僕らは4年に1度に慣れているので、最初にこの話を聞いた時は不思議な感じがした。でも、その後、アーセン・ヴェンゲルや他の同僚たちと話す機会があって、もっと考えてみたんだ。ヴェンゲルは真のフットボール・パーソナリティであり、長年に渡って様々な意味で先見の明があった。彼のような経験を持つ人が、後世のためにサッカーを向上させることに尽力しているのは素晴らしいことだ」

 また、増収が目的と、否定的な意見も少なくないことには、「これらのテーマは全て、サッカー界との協議の過程で検討されている。彼らに優先順位が見られており、お金や政治的な理由ではない」と、あくまでサッカー界の発展のためであると釘を刺している。

 4度のW杯出場経験を持ち、昨年11月まで現役でプレーしていたマスチェラーノ。選手側の気持ちも十分に理解している37歳のレジェンドの"加勢"は、賛否両論渦巻く議論にどう影響を及ぼすのだろうか。今後の進展に注目したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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