そのときは着実に近付いているようだ。

　ラ・リーガの規定にあるサラリーキャップの問題で、少年時代より過ごしてきたバルセロナからの退団を余儀なくされ、現地時間８月10日にパリ・サンジェルマンへと加入したリオネル・メッシ。気になるのは、新天地デビューのタイミングだが、早ければ再来週の日曜となるようだ。

　英衛星放送『Sky Sports』は、16日付けで「バルセロナから歴史的な移籍を果たしたリオネル・メッシ、８月29日のランス戦でパリSGデビューの見込み」と題し、こう伝えている。

「パリSGのマウリシオ・ポチェティーノ監督は、メッシについて『段階的に進めていき、お互いを知り、彼が完全にフィットしたときにデビューできるようにする』とコメント。29日に行なわれるリーグ・アンのランスとのアウェー戦でパリ・サンジェルマンのデビューを果たす見込みとなっている。彼は歴史的な移籍後、月曜日に３回目のトレーニングを実施し、ポチェティーノ監督の求める、高い基準のフィットネスへの到達を目指す過程にある」
 

　ただ、早期デビューが期待される一方で、『Sky Sports』は「今夏はアルゼンチン代表としてコパ・アメリカを制覇した後、休暇からそのままバルセロナでの退団会見に駆けつけたため、十分なプレシーズンを過ごしていない」と付け加えている。

　メッシは先週末に行なわれたストラスブール戦では、スタンドで親しい関係者と一緒に観戦。和やかな雰囲気ですっかりチームに溶け込んでいる様子を窺わせた。もう間もなく見られるだろうフランスでのプレーに、世界中から注目が集まっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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