日本と同組のオーストラリア、コロナ対策でW杯アジア最終予選のホームゲームを中立地で開催と現地報道。「本大会出場は難しくなる」

2021年08月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

「シドニーで試合をすることに自信を持っていたが…」

日本の最大のライバルと目されているオーストラリア代表はホームアドバンテージを失うのか。(C)Getty Images

 9月からスタートするカタール・ワールドカップのアジア最終予選で、日本と同組のオーストラリアが、新型コロナウイルスの感染拡大防止を理由に、ホームゲームを中立地で行なう見込みとなったようだ。

 オーストラリアの放送局『ABC』が伝えたところによると、オーストラリア・サッカー連盟(FFA)のジェームズ・ジョンソンCEOは、「試合がオーストラリアで行われないことが確認された」と発言。代替地を探すことを余儀なくされ、州政府と連邦政府の決定に苦言を呈したしたという。

「我々はシドニーで試合をすることに自信を持っていた。だが、(シドニーのある)ニューサウスウェールズ州政府は、(コロナ対策の)バブルを機能させるために警察と治安部隊を割り当てるを正当化することはできないと言っている」
 
「ホームから離れた場所で試合を行えば、ワールドカップ出場は難しくなる」と主張したジョンソン氏によると、FFAは現在、アジアの他の場所で試合を開催することを検討しており、香港、シンガポール、カタール、アラブ首長国連邦(UAE)を候補として挙げているという。

 オーストラリアは、日本のほか、中国、サウジアラビア、ベトナム、オマーンと同組で、森保ジャパンとの対戦は、日本のホーム(第4節)が10月12日、オーストラリアのホームが(第9節)来年3月24日に予定されている。まだ、正式決定したわけではないが、日本代表にも影響がある事案だけに、今後の動向に注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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