現地時間11日にマジョルカへのレンタル移籍が発表された久保建英。その３日後には、ラ・リーガ開幕節のベティス戦でさっそく復帰戦を飾った。

　１-１のドローに終わったこのゲームで久保に出番が回ってきたのは、オウンゴールで同点に追いつかれた直後の61分。本拠地ソン・モイスのスタンドは拍手に包まれた。

【動画】ピッチに入る久保建英にマジョルカのファンが拍手喝采を送った瞬間

　74分に敵のタックルをかわし、後ろからチャージを受けながらもドリブルで持ち込んでファウルをもらったシーンでは、再び観客が沸いた。２シーズンぶりに帰還した20歳への期待の表われだった。

　マジョルカの地元紙『Diario de Mallorca』は、「ソン・モイスの戻ったクボへの敬意」と題した記事を掲載。マジョルカのファンの振る舞いに注目している。

「マジョルカのファンが最も期待していた瞬間のひとつが訪れたのは、ベティス戦の60分だった。日本人のタケ・クボが、ソン・モイスのピッチに戻ってきた。ウォームアップを始めた時に、すでにファンから大きな拍手喝采を受けていた」

　そして、「今週クラブに到着したばかりの日本人MFは、フィールドにいた30分、そのクオリティで時折きらめきを放ち、いくつかのドライブはライバルを置き去りにした」とそのパフォーマンスも評価している。

　ファンの期待に応え、久保はチームを残留に導けるか。ソン・モイスでの第ニ章でが幕を開けた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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