元西ドイツ代表の“爆撃機” ゲルト・ミュラーが75歳で死去。バイエルンのカーンCEO「深い悲しみ、永遠に心の中に」

2021年08月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

バイエルンでは607試合で566ゴール

75歳でこの世を去ったミュラー。写真は2014年のもの。(C) Getty Images

 バイエルンは8月15日、クラブのレジェンドである元西ドイツ代表ゲルト・ミュラーが、早朝に永眠したことを発表した。75歳だった。

 バイエルンの発表によれば、"爆撃機" の愛称で親しまれたミュラーはバイエルンで607試合に出場し、566ゴールをマーク。うちブンデスリーガでは歴代最多の365得点という前人未到の記録を打ち立て、7回の得点王に輝いた。また、62キャップで68ゴールを挙げた西ドイツ代表では、1974年のワールドカップやEURO1972の優勝に貢献してる。
 
 引退後は、バイエルンでユースチームのコーチなどを務めたが、アルコール依存症に苦しみ、2018年にはアルツハイマー病を患っていることが発表されていた。

 バイエルンのオリバー・カーンCEOは、次のようなコメントを発表。哀悼の意を表わしている。

「ゲルト・ミュラーが亡くなったというニュースは、私たち全員に深い悲しみを与えた。彼はバイエルンの歴史の中で最も偉大なレジェンドの一人であり、彼の業績は比類のないものだ。バイエルンとドイツ・サッカーの偉大な歴史の一部となるだろう。選手として、人として、ゲルト・ミュラーが残した、この世界最大のクラブの一つへの功績は他に類を見ない。ゲルトは永遠に私たちの心の中にあり続ける」

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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