90+6分、ジョルディ・クルークスの劇的弾で福岡が2-1勝利!敗れたC大阪は11戦未勝利に…

2021年08月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

GK村上が身体を張った好セーブで追加点を防ぐ

8試合ぶりの勝利を呼び込んだジョルディ・クルークス。(C)SOCCER DIGEST

 J1リーグは8月15日、第24節の4試合を各地で開催。ベスト電器スタジアムで行われたアビスパ福岡とセレッソ大阪の一戦は、2-1でホームの前者が勝利を収めた。

 大雨の影響で当日13時の最終決定まで開催が危ぶまれていた一戦は、無事定刻の19時にキックオフされた。

 ここまで7戦未勝利が続いているホームの福岡は、終盤の一撃で同点に追いつき、連敗を5でストップさせた前節・広島戦から2選手を変更。4-4-2のシステムでGK村上昌謙、DF右からエミル・サロモンソン、奈良竜樹、ドウグラス・グローリ、湯澤聖人、MFは右から金森健志、中村駿、前寛之、田邉草民、2トップはフアンマ・デルガドと山岸祐也が先発に名を連ねた。

 一方の5試合連続引き分け中で10戦未勝利のC大阪も、前節から2選手を変更。4-23-1の布陣で、GKキム・ジンヒョン、DF右から松田陸、チアゴ、瀬古歩夢、丸橋祐介、ダブルボランチに原川力、藤田直之、2列目は右から坂元達裕、奥埜博亮、清武弘嗣、1トップにアダム・タガートが入った。

 試合は、ボールを保持しながらゲームを進めるC大阪と、縦に速い攻撃で一気にゴール前まで迫る福岡という構図で推移した。

 先制したのは福岡。サロモンソンの右サイドからのボールに反応した山岸がペナルティエリア中央で上手くタイミングを合わせて右足を一閃。ジャストミートしたシュートがゴール左のネットに突き刺さり、39分に福岡がリードを奪う。

 C大阪も前半のうちに同点に追いつく。前半アディショナルタイムに得たスローインから、藤田がロングスローをペナルティエリア内に送る。小さくなったクリアボールを藤田が再び拾い、クロスボールを供給。相手との競り合いを制したA・タガートが強烈なヘディングシュートを叩き込み、C大阪がゲームを振り出しに戻す。A・タガートはこれがJ初ゴールとなった。
 
 後半決定機を作ったのはC大阪。74分には松田陸がペナルティエリア右角付近から強烈なシュートを放つ。82分に得たFKは丸橋が直接狙うが、どちらも福岡のGK村上に防がれる。

 福岡も後半投入した杉本太郎やジョン・マリがチャンスを迎える。すると終了間際の90+6分にジョルディ・クルークスの鋭いクロスにジョン・マリが飛び込みネットを揺らす。結局クロスが直接ゴールに収まりクルークスの得点で福岡が勝ち越しに成功し、歓喜の瞬間を迎えた。

 この結果、8試合ぶりの白星となった福岡は勝点33に積み上げ、11戦未勝利となったC大阪は同27と変わらず。

 次節、福岡は22日に敵地で名古屋と対戦。C大阪は18日に天皇杯の鳥栖戦を経て21日にホームで横浜FCを迎え撃つ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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