74年ぶり1部昇格のブレントフォードがいきなり番狂わせ! 開幕戦でアーセナルを撃破

2021年08月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

アーセナルは、オーバメヤンとラカゼットを体調不良で欠く

先制点を奪ったカノス(右)。(C)Getty Images

 現地時間8月13日に行なわれたプレミアリーグの開幕戦で、ブレントフォードとアーセナルが、ブレントフォード・コミュニティ・スタジアムで激突した。

 立ち上がりから主導権を握ったのは、8位に沈んだ昨シーズンからの巻き返しを図るアーセナル。細かくパスを繋ぎチャンスを窺うが、攻撃の中心であるオーバメヤンとラカゼットを体調不良で欠いたこともあり、決定的な場面を作り出すことはできない。

 迎えた22分、時間の経過とともにやや押し返していたホームチームが試合を動かす。相手のクリアをゴール前で拾ったピンノックからヘッドでパスを受けたカノスが、ペナルティエリア左から右足でニアを打ち抜いた。データサイト『Opta』によれば、スウォンジーとのプレーオフを制し、1947年以来の1部昇格を果たしたブレントフォードは、トップリーグでのゴールは27110日ぶりとなった。

 1点ビハインドとなったアーセナルは、33分にペペがゴール右から思い切りよく左足を振り抜くが、枠を捉えることはできない。
 
 さらに後半に入って51分には、スミス・ロウがゴール前まで一気に持ち上がり、そのまま右足でフィニッシュするが、ここはGKラジャに阻まれる。

 状況を打開したいアウェーチームは59分に、両チーム通じて最初の選手交代。ベンチスタートとなったサカを送り込む。

 しかし、アーセナルはその後も押し込みながら、粘り強い相手の守備に手を焼き、同点ゴールを奪うことができない。70分のチェンバースのクロスにファーで反応したジャカのシュートも枠を大きく外れる。

 すると73分、ブレントフォードが貴重な追加点をゲット。セーレンセンのロングスローから、最後はノンガールドがヘッドで押し込んだ。

 結局、試合はこのまま終了。昇格組のブレントフォードが、強豪アーセナルを2-0で破り、74年ぶりの1部での戦いを金星でスタートさせた。

 次節はブレントフォードがクリスタル・パレス、アーセナルがチェルシーと相まみえる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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