「我々にはすでに彼らがいる」派手な補強なしも、クロップ監督は現有戦力に自信!「私たちのやり方がある」

2021年08月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

「パリSGの状況はみんな知っている」

クロップ監督が今夏の補給について言及した。(C)Getty Images

 ユルゲン・クロップ監督が今夏の補強に関し、持論を展開した。英紙『Daily Mai』が8月13日付けで伝えている。

 今オフはリオネル・メッシやセルヒオ・ラモスらを獲得したパリ・サンジェルマン、プレミアリーグでもマンチェスター・ユナイテッドがジェイドン・サンチョ、マンチェスター・シティがジャック・グリーリッシュ、チェルシーがロメル・ルカクと続々と大物や有望株を獲得。その一方で、リバプールの補強はイブライマ・コナテのみに留まり、静かなオフを過ごした。

 ただ、リーグ開幕を直前に控えたクロップ監督は、「よそはよそ」と強気な姿勢を見せる。

「チェルシー、シティ、それにパリ・サンジェルマンの状況はみんな知っている。私たちには私たちのやり方がある。我々は稼いだお金を使うことが許されている。いつもそうしてきた。今夏はエキサイティングではないかもしれないが、本当のリバプールファンであれば、ここ数週間にクラブが配信した(契約更新の)ニュースに満足しているのではないだろうか。

 アリソン、ファビーニョ、フィルジル(ファン・ダイク)…他の選手も続くだろう。それは素晴らしいニュースだ。夏はいつも同じで、サインしなければ仕事をしていないと思われる。だが、そうではない。他のチームがこれらの選手と契約しようとすれば、多額の費用がかかるだろうが、我々にはすでに彼らがいる」
 
 また、シーズン途中から指揮を執った初年度を除き、就任以降全てのシーズンでトップ4をキープし、一昨シーズンには30年ぶりのリーグ制覇へ導いた指揮官は、「金銭力=チーム力ではない」ということを訴えている。

「他のクラブと比較することはできない。なぜなら、彼らには限界がないからだ。我々には限界がある。しかし、ここ数年はこの方法で成功を収めている。どちらが正しい方法なのか見てみよう」

 移籍市場では表舞台に出ることはなかったリバプールだが、リーグタイトルを奪還に向け、好スタートを切れるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【PHOTO】2021年夏の移籍市場で新天地を求めた名手たちを一挙紹介!
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事