Jリーグが7月度の月間ベストゴールを発表!J1は鳥栖の酒井宣福が決めた「息を呑むようなスーパーボレー」

2021年08月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

J2では「GKの虚を突く技ありの一撃」が選出

7月は3試合で3ゴールと抜群の決定力を発揮した酒井。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 Jリーグは8月13日、7月度の「月間ベストゴール」を発表した。

 J1リーグでは鳥栖の酒井宣福が決めた豪快ボレーが選ばれた。7月17日の第20節・名古屋戦で先発した酒井は、1-1の同点で迎えた51分、敵陣中央から送られた樋口雄太の浮き球のパスに反応。ペナルティエリア内左に走り込み、ダイレクトで左足を振り抜いた。

 選考委員の原博実氏は「ほぼ真後ろから来るボールをどうするかと思っていたら、ダイレクトで左足を振り抜いた。その軌道の美しさ、なかなか見られないゴール」と評すれば、播戸竜二委員は「ワールドクラスのゴール!後方20メートル以上からの浮いたパスを、利き足とは違う左足での思い切りの良いボレー!」と絶賛。北條聡委員は、「息を呑むようなスーパーボレー。外にふくらんで空間をつくる動き出しの質もさることながら、浮き球を的確にとらえ、GKの手が届かぬコースへ蹴り込む繊細な技術が際立った」と豪快さに隠れた部分も評価している。

【動画】「ワールドクラス」「繊細な技術が際立った」酒井宣福の7月度月間ベストゴール!

 J2リーグは、千葉の見木友哉が第23節・金沢戦で決めた華麗な先制弾が選出。前半アディショナルタイムに、右サイドの新井一耀からのグラウンダーのクロスに対し、「後ろ側に来た瞬間のヒールキック。そのボールは計算され尽くしたように逆サイドのネットに吸い込まれた」(原博実委員)、という「GKの虚を突く技ありの一撃」(北條聡委員)だった。

【動画】「GKの虚を突く技ありの一撃」見木友哉の7月度月間ベストゴール!

 また、J3リーグでは、15節・讃岐戦で決めた八戸の前澤甲気のボレーシュートが受賞した。新井山祥智が右サイドから送った「腰の高さのクロスをダイレクトボレー」(柱谷幸一委員)。「お手本のような右足ボレー。力まずにジャストミートした弾道が美しかった」(寺嶋朋也委員)と選考委員たちも推奨している。

【動画】「お手本のようなきれいなボレーシュート」前澤甲気の7月度月間ベストゴール!
 
受賞した3選手のコメントは以下の通り。

【J1】
●酒井宣福(鳥栖/MF)
「チームでしっかりボールをつないで、最後自分のところにいいボールが来て、それを思い切りよく足を振った形があのようなゴールに結びついたと思います。派手なゴールにはなりましたが日々の積み重ねだと思っているので、また一日一日大事に過ごしていきたいと思います」

【J2】
●見木友哉(千葉/MF)
「7月度の月間ベストゴールを受賞することができ、嬉しい気持ちでいっぱいです。またチームメイト、チームスタッフ、サポーターに感謝したいと思います。ゴールのポイントは2つあって、1つ目は新井選手が右サイドを突破した時に、相手と駆け引きして上手くニアに入れたこと。2つ目はボールが思ったより少し後ろにきた時に、咄嗟に身体が動いてイメージ通りにヒール出来たことです。もっと得点を取ってチームの勝利に貢献したいと思います」

【J3】
●前澤甲気(八戸/MF)
「この度は、明治安田生命J3リーグ7月の月間ベストゴールに選出して頂いたことを大変光栄に思います。ゴールした自分が表彰されることはすごく嬉しいですが、攻守においてチーム全員がプレーし、想いを繋げた結果あのようなゴールが取れたと思っています。監督をはじめ、コーチングスタッフ、トレーナー、マネージャー、チームメイトに感謝しています。また、ヴァンラーレ八戸に関わる全ての方々の支えがあったからこそ、この賞を受賞することができました。これからも結果で恩返しができるように、日頃から自分と向き合い、応援してくださる全ての皆様の笑顔のためにプレーしていきます」

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

次ページ【動画】「ワールドクラス」「繊細な技術が際立った」酒井宣福の7月度月間ベストゴール!

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事