「子どもの頃から応援してきた」ルカク、意中のチェルシー復帰に興奮隠せず!「戻ることができて幸せ」

2021年08月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

「適切なタイミングで復帰することができた」

世界最高峰へのストライカーへと成長し、ルカクがチェルシーに帰還した。(C)Getty Images

 現地時間8月12日、チェルシーはインテルからロメル・ルカクを26年6月30日までの5年契約で、獲得したことを発表した。ベルギー代表FWは、11年夏にアンデルレヒトからチェルシーに加入するも、なかなか出場機会に恵まれず、WBAやエバートンへのレンタルを経験。14年夏に後者へ完全移籍していた。

 以降エバートンで3年、マンチェスター・ユナイテッドで2年プレーした後、19年夏にインテルに渡ると、持ち前の得点力が爆発。昨シーズンは24ゴールを挙げ、絶対王者ユベントスの10連覇を阻み、11年ぶりのスクデット獲得の立役者となった。

 前回の在籍時からは一回りも二回りも成長した28歳は、思い入れの強い古巣への帰還に際し、熱いメッセージを寄せている。
 
「この素晴らしいクラブに戻ることができて幸せだし、恵まれていると思う。長い旅路だった。子どもの頃に来たときは学ぶことがたくさんあったけど、今はたくさんの経験を積んで、より成熟して戻ってきた。知っての通り、このクラブとの関係は自分にとって非常に大きな意味を持っている。子どもの頃からチェルシーを応援してきた。今、再びここに戻ってきて、チームがより多くのタイトルを獲得するために貢献できるのは本当に素晴らしいことだと思う。

  適切なタイミングで復帰することができたと思うし、一緒に多くの成功を収めたい。チェルシーを離れてからは、浮き沈みの激しい長い旅だったけど、これまでの経験が自分を強くしてくれたし、これからはチェルシーがさらにタイトルを獲得するための手助けをすることが課題となる。すぐにピッチに立って、クラブのさらなる成功に貢献したいと思う」

 また、チェルシーのマリーナ・グラノフスカヤCEOも、ルカクのカムバックに興奮を隠せない様子だ。

「ロメル・ルカクは世界最高峰のストライカーだ。彼が大好きなクラブに戻ってきたことに非常に満足している。そして、チャンピオンズ・リーグで優勝したチームに彼の戦力が加わることを楽しみにしている。もちろん、昨シーズンの成功をさらに発展させたいと考えるクラブの目標達成のために、ルカクは大きな役割を果たしてくれるだろう。チェルシーのファンのみなさんは、私と一緒に『お帰り、ロメル』と言ってくれることだろう」

 現地の報道によれば、移籍金は1億1500万ユーロ(約143億8000万円)。年俸は1200万ユーロ(約15億円)+ボーナスの大型契約になるという。これまで8年間プレミアリーグでプレーし、同リーグ歴代20位の113ゴールを挙げている大型ストライカーは、期待に違わぬ圧倒的なパフォーマンスで、欧州王者をさらなる高みへ導くことはできるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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