「エムバぺがアウトで、ロナウドがイン」パリSGが“ビッグ3”集結を画策か。スペイン紙が報道

2021年08月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

「アル・ケライフィの野望は、3選手をパリに集結させること」

(左から)C・ロナウド、メッシ、ネイマールの3人がパリSGで3トップを形成することはあるのだろうか。(C)Getty Images

 今夏の移籍市場で話題を独占しているパリ・サンジェルマンが、壮大なプランをぶち上げているようだ。スペイン紙『AS』が8月12日付けで伝えている。

 ジョルジニオ・ヴァイナルダム、アシュラフ・ハキミ、ジャンルイジ・ドンナルンマ、セルヒオ・ラモス、そしてリオネル・メッシと、類を見ない超大型補強を続けているパリSG。ただ、その一方でいまだ去就が不透明なのが、契約が来年6月までとなっているキリアン・エムバぺだ。

 レアル・マドリーへの移籍が囁かれ、その動向が注目を集めるなかで、『AS』紙は「 パリSGは2022年、キリアン・エムバぺがアウトで、クリスチアーノ・ロナウドがイン」と題し、驚きの計画を明かしている。

「(ナセル)アル・ケライフィ会長のドリームチームには限界がない。夏にいくつかのワールドクラスの選手を獲得した後、リオネル・メッシとも契約を結んだ。そしてパリSGの会長は今夏、エムバぺをマドリーに売却しないことを決めただけでなく、来シーズンの後任選手をすでに準備していることが判明した。

 パリSGはすでにエムバぺが今シーズン終了後にベルナベウにフリーで移籍することに合意したという。クラブは、このヤングスターが停滞している契約更新について明確な考えを持っていることを知っており、彼の考えを変えることはできないだろう。しかし、その見返りとして、2022年6月30日にユベントスを自由契約となるロナウドを獲得する。移籍金ゼロでの選手の交換となり、マドリーからは1ユーロも貰えないが、同じコストの代役をすでに用意しているのだ。

 2015年のバロンドールの表彰台に立ったメッシ、ネイマール、クリスチアーノを揃えることは圧巻である。この年は、メッシが41.3%の得票率で栄冠に輝き、クリスチアーノが27.7%で2位、ネイマールが7.8%で3位となった。アル・ケライフィの野望は、3人の選手をパリに集結させることであり、メッシの契約が成立した今、その実現はますます近付いている。パリSGの銀河系プロジェクトは、フロレンティーノ・ペレス会長が2000年から2004年にかけてマドリーで構築したそれを彷彿とさせるものだ」
 
 また、同紙はC・ロナウドの代理人とキャリア設計についても触れ、一見雲をつかむような話に説得力を持たせている。

「クリスチアーノの代理人であるジョルジュ・メンデスは、すでに全てを把握している。それに、クリスチアーノにはさらなるモチベーションがあるだろう。彼は37歳でパリに到着し、2年間の契約を結び、39歳になる。この年齢になると、クリスチアーノは身を引くか、より要求の少ないサッカー、例えばアメリカやカタールへの移籍を考える。もし、彼がエムバぺと同じドアから出て行ったとしても、パルク・デ・プランスの誰も動揺しないだろう」

 メッシ、C・ロナウド、ネイマール――。現代サッカーのビッグ3とも称されるスーパースター3人衆が、花の都に集結することはあるのだろうか。今のパリSGの勢いを見れば、なくはないだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【PHOTO】メッシ、ネイマール、エムバペ…!"新・銀河系軍団"パリ・サンジェルマンの選手を一挙紹介!
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