CL王者チェルシーが23年ぶり2度目のUEFAスーパー杯制覇! PK戦の末にビジャレアルを撃破

2021年08月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

チェルシーが27分に先制ゴール

PK戦の末にビジャレアルを破ったチェルシー。(C)Getty Images

 現地時間8月11日、昨シーズンのチャンピオンズ・リーグ(CL)王者チェルシーと、ヨーロッパリーグ(EL)を制したビジャレアルが相まみえるUEFAスーパーカップが、北アイルランド・ベルファストにあるウィンザーパークで開催された。

 立ち上がりからペースを握ったのは、1998年以来23年ぶり2度目の戴冠を狙うチェルシー。9分にはカンテがミドルシュートを放つも、ここはGKアセンホにセーブされる。

 先制点を奪ったのは27分だった。マルコス・アロンソの縦パスに反応したハベルツが左サイドを突き、左足でクロスを送り込むと、MFジイェフが左足で合わせてネットを揺らした。

 しかし、そのジイェフが右腕を痛めて43分にプリシッチと交代。次第に流れがEL王者へと傾いていく。
 
 ビジャレアルのチャンスは前半アディショナルタイムの4分だった。右サイドからのクロスに左SBのアルベルト・モレーノがボレーで合わせるも、シュートはバーを叩き、惜しくもゴールとはならない。さらに後半に入って53分にも、ジェラール・モレーノのシュートが相手GKメンディの好セーブに阻まれ、ポストに弾かれる。

 迎えた73分、チェルシーのパスミスをカットしてショートカウンターを仕掛け、ジェラールがディアとのワンツーから右足でゴールをこじ開け、ついに同点に追いつく。

 その後は両軍ともゴールが割れず、試合は延長戦に突入。108分にはチェルシーにビッグチャンスが訪れるも、プリシッチのシュートはアセンホのビッグセーブで防がれる。

 結局、120分間でも決着がつかず、勝負の行方はPK戦へ。ともに一人ずつが失敗して迎えた7人目、リュディガーが決めた先攻のチェルシーは、PK戦のために途中出場したGKケパがアルビオルのキックをストップ。トゥヘル監督の交代策が見事に当たったCL王者が2度目の戴冠を果たした。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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