移籍希望の鈴木優磨に、現地メディアが疑問符。「プレーしたくないと言われたら…」と監督もぼやき?

2021年08月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

移籍希望の鈴木は「宙ぶらりんな状態となっている」

今シーズンから指揮を執るホラーバッハ監督。写真はハンブルク時代のもの。(C)Getty Images

 ベルギー1部リーグはすでに開幕し、第3節までを消化している。だが、シント=トロイデン(STVV)に所属する鈴木優磨は、スカッドに名を連ねていない。

 現地報道によれば、トレーニングには参加している。しかし、今夏の移籍を見据えて試合には参加しない方針だという。これまでにオファーは届いており、具体的にはアンデルレヒトから400万ユーロ(約5億円)の打診があったが、STVVは断ったとされる。

 現地メディア『Voetbal Nieuws』は、「スズキはSTVVの大きな悩みの種になっている」と報道している。

「彼はSTVVのトレンドセッターだが、退団を希望している。アンデルレヒトが興味を示していたが、本人は海外に行きたがっているようだ。そのため、彼は宙ぶらりんな状態となっている」
 
 また、同メディアは、かねてからクラブの補強不足を指摘しているベルント・ホラーバッハ監督が試合後の記者会見で鈴木について言及したことも伝えている。

「記者に鈴木について問われたホラーバッハ監督は、『彼はまだトレーニングをしている。だが、もし彼がプレーをしたくないと言ったら、私は何といえばいいだろうか』とコメント。昨シーズン17ゴールを決めたストライカーに対して、STVVは400~500万ユーロの売却を希望している。今後数週間のうちに、双方にとっていい解決策を見つけなければならないだろう」

 また、同メディアの読者アンケートで「試合に参加しない鈴木に対して制裁を与えるべきか?」という設問の回答は、85パーセントが「YES」と回答している。

 先日、STVVはサガン鳥栖から東京五輪代表FW林大地を獲得することで合意したと発表。鈴木の抜けた穴を補強する準備は整っているが――。今後の動向が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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