「スペシャルな醜態」モウリーニョ節は健在! PSMで監督と選手3人らが退場と大荒れ、イタリア紙は酷評

2021年08月09日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

ベティスとの親善試合で“着火”

今夏にローマの監督に就任したモウリーニョ。(C)Getty Images

 3人の選手と指揮官やスタッフが退場を命じられたのだから、「夏のフレンドリーマッチ」と呼ぶのに違和感があっても不思議ではない。

 8月7日に行われた親善試合で、ローマはベティスに2-5で敗れた。この一戦でジョゼ・モウリーニョ監督やアシスタントコーチらスタッフ2名が退席となり、ロレンツォ・ペッレグリーニ、ジャンルカ・マンチーニ、リック・カルスドルプの3選手が退場処分となっている。イタリア・メディアが報じた。

 新戦力のエルドル・ショムドロフらのゴールで2-2のタイスコアで迎えた後半、ローマは勝ち越しゴールを許したが、相手のハンドが認められなかったことに抗議。ペッレグリーニやピッチに入って抗議したモウリーニョ、GKコーチが退場となった。

 ナーバスなローマはその後、マンチーニが2枚目のイエローカードで退場。アシスタントコーチのジョアン・サクラメントも抗議で退席となり、最後はカルドセプトが後方からのタックルで退場となった。
 
 『Gazzetta dello Sport』紙は翌8日、「スペシャルな醜態」と、モウリーニョの愛称「スペシャルワン」をもじった見出しの記事で、「昨日は本当にスペシャルなのが醜態だけだった。醜く、弁明不可で、ナーバスさを示した」と、ローマを批判している。

「このローマのように自分を見失うチームは、精神的なバランスが保てていないということだ。ここまでモウリーニョはグループにまとまりやソリッドさを与えられると示してきただけに残念だ。だが、闘争心がナーバスさになってしまったら、すべてが吹き飛ぶのは避けられない」

 また、同紙は、主審の報告書次第でペッレグリーニに公式戦での処分が科される懸念もあると報じた。ローマは22日のセリエA開幕戦でフィオレンティーナをホームに迎える。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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