シティが今季初タイトルを逃すも、ペップは悲観せず! “史上最高額”グリーリッシュは「とても良かった」

2021年08月09日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

コミュニティ・シールドでレスターに惜敗

シティの「10番」となったグリーリッシュ。(C)Getty Images

 昨季のプレミアリーグ王者マンチェスター・シティは8月7日、コミュニティ・シールドでFAカップ覇者レスターと対戦し、0-1で敗れた。終了間際の失点で今季初タイトルを逃している。

 試合後、グアルディオラはチームがまだ準備を整えられていないことを指摘した。コパ・アメリカやEURO2020で決勝まで戦ったブラジル代表やイングランド代表の選手たちが、その後のバカンスを経て戻ったばかりだからだ。

 英紙『Daily Mail』によると、グアルディオラは「選手が3、4回しか練習していないで、どう準備できるというのか?」と話した。

「ブラジルとイングランドの選手にいてほしかったが、3週間前にシーズンを終えたばかりで休まなければいけない」
 
 さらに、グアルディオラは「とにかく適応、適応、適応だ。昨季は出だしの結果がやや良くなかったが、そのときと同じだよ。その後しばらくして勝ち始めた」と続けている。

「きょうの試合で見たことから、今シーズンは良いことがたくさんあるだろうと強く自信を持てる」

 イングランドサッカー史上最高額となる1億ポンド(約140億円)といわれる移籍金で獲得したジャック・グリーリッシュは、スコアレスだった65分から投入された。グアルディオラは「彼は本当に良かった」と、新戦力に賛辞を寄せている。

「われわれに必要なのは、彼にそのクオリティーを発揮させることだけだ。彼はこの25分のために来たんじゃない。今後5、6年のために来たんだ。彼は本当に良かったよ。アグレッシブで、ボールを持つたびに周囲に3人がいた。一歩ずつ、ベストの調子を見つけていくだろう」

 ハリー・ケインを獲得するのかも注目されるシティだが、リーグ開幕戦は来週と迫っている。そのケインが在籍するトッテナムと対戦するシティは、連覇に向けて好スタートを切ることができるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
 
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