【メキシコ戦のスタメン予想】銅メダルを懸けた大一番に挑む11人は? 準決勝からの変更は3箇所か/東京五輪

2021年08月06日 江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

グループステージでは2-1で日本が勝利

ラストマッチとなるメキシコ戦の予想スタメン。

 スペインとの準決勝に敗れたU-24日本代表は6日、53年ぶりのメダルを懸けてメキシコと対戦する。

 グループステージで対戦した時は2-1で日本が勝利。メキシコは「同じ相手には負けられない」とリベンジに燃えているはずで、銅メダルを争う一戦は、激しい攻防となるだろう。この大一番で、森保一監督はどんなスタメンを起用するのか。ラストゲームに挑む11人を予想してみたい。

 中2日で5試合を戦ってきた選手たちの疲労は相当溜まっているだろう。だが、残り1試合。指揮官はそれほど手を加えないと見る。

 GKは全試合に先発している谷晃生だ。ニュージーランド戦ではPK戦でヒーローとなり、スペイン戦では好セーブを連発した。ここまで出番のない大迫敬介を起用する可能性もなくはないが、ここは正守護神に託すだろう。

 最終ラインは、今大会抜群の安定感を見せてきた4バック、右から酒井宏樹、吉田麻也、出場停止明けの冨安健洋、中山雄太と予想。あるとすれば旗手怜央の左SB起用だが、オーバーエイジで吉田が加わるまでキャプテンとしてこのチームを支えてきた中山は、スタートからピッチに立たせるべき選手だ。
 
 不動のダブルボランチは、遠藤航と田中碧。代えが利かず、奮迅の活躍を見せてきた
2人の疲労は気が掛かりだが、最後まで走りきって欲しい。

 2列目は、コンディションに問題がなければ、右サイドの堂安律とトップ下の久保の先発は間違いない。ただ、スペイン戦後、前者は「身体はボロボロだった」とこぼしており、フルに出られる状態でなければ、三好康児が代役となるだろう。

 左サイドハーフは、大会に入ってから重用されている旗手怜央か、相馬勇紀と予測。疲労も考慮して、後者がスターターを務めるのではないか。スペイン戦でベンチを外れるなど、ここまでわずか2試合・40分間しか出場していない三笘薫が抜擢されればサプライズだ。

 CFはここまで4試合で先発している林大地の疲労を考え、上田綺世か前田大然に託すか。先発したフランス戦では悪くないプレーを見せていた上田の、大会初ゴールに期待したい。

 色は何であれ、メダルを獲って終われば「成功だった」と評価できるが、できなければ残念ながら「失敗」と言わざるを得ない。このチームにその言葉は相応しくない。最後の力を振り絞って、メキシコを返り討ちにしてほしい。

文●江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

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