10番はく奪、「ポルト監督の構想外」となった中島翔哉。来シーズンの去就は? 現地紙が見解

2021年08月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

近々ポルトガルに戻るとのことだが…

レンタル先のアル・アインで脛骨骨折、じん帯損傷という怪我でほぼプレーできなかった中島。(C)Getty Images

 ポルトガル1部ポルトに所属する中島翔哉だが、プレシーズンで稼働したチームには合流していない。先日発表された来シーズンのスカッドにも名前はなく、10番は指揮官セルジオ・コンセイソンの息子である18歳のレフティー、フランシスコ・コンセイソンが背負うことが発表されている。

 現地紙『O Jogo』が8月3日付けに報じたところによれば、「中島、ジョアン・ペドロ、エベルトンはコンセイソンの構想外であり、クラブにとっては移籍市場が締まる8月30日までに解決すべき"問題"である」と伝えている。
 
「ブラジル人の右SBとMFは単独で練習を行なっており、興味を持っているクラブへの参加が見込まれている。だが、アル・アインからのレンタルを満了してクラブに戻ってきたナカジマの状況は全く異なる。今は日本で治療を行なっているが、近々ポルトガルに戻り、クラブと話をする予定となっている」

 現地紙によれば、古巣であるポルティモネンセに戻るのではないかという報道もあったが、イタリア、スペイン、日本のクラブからの関心が持たれているという。 

 ポルトと中島の契約は2024年夏までとなっている。契約解除には8000万ユーロと高額な金額が設定されており、他クラブへはレンタルで加入する可能性が高いという。とはいえ、昨シーズン後半を負傷で棒に振り、実戦からは遠ざかっている日本人アタッカーに対する評価が高まっているとは言い難い。

 果たして、中島は来シーズン、どこでプレーするのか。今後の動向が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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