「退団戦術は間違っていない」「サポーターとの関係を壊す」ケインの行動を巡り、英代表OBが場外乱闘!

2021年08月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

ケインは休暇終了後も、練習場に姿を見せず

ケインの練習欠席は、移籍に何か影響を及ぼすのだろうか。(C)Getty Images

"強硬手段"に出たハリー・ケインを巡り、先輩2人が場外乱闘を繰り広げている。

 悲願のタイトル獲得へ、ビッククラブへの移籍を希望しているとされるケイン。しかし、トッテナムのダニエル・レビー会長は、1億5000万ポンド(約210億円)以下の入札を拒否するとして、最有力候補のマンチェスター・シティはコロナ禍にあって資金調達に苦慮する状態となっている。

 そんななか、ちょっとした事件が起こった。イングランド代表のキャプテンとしてEUROを戦った28歳は、イタリアとの決勝(●1-1、PK2-3)の後、3週間の休暇を経て、8月1日にトッテナムに戻る予定となっていたが、練習場に姿を見せなかったのだ。ケインの行動は「レビー会長への圧力」などと報じられ、瞬く間に世界中に広まった。

 この一件に対し、SNS上で一戦交えたのが、元イングランド代表のリオ・ファーディナンドと、ジェイミー・キャラガーである。まず前者がツイッターで「ハリー・ケインと彼の退団戦術が間違っているとは言わない(言われていることを信じるならば)。ハリーはトロフィーを欲しがっているし、彼はもう若くはない」と擁護する姿勢を見せると、後者は猛反発。
 
 先の投稿を引用ツイートし、「練習に出てこないのは間違っている。彼が出て行きたがっていることは皆知っているし、その理由も十分理解できる。しかし、移籍のためだけに、彼を崇拝するサポーターとの関係を壊すべきではない。スパーズは常に彼のクラブなのだから」と断罪した。

 2人のやり取りはまだ続く。その後、ファーディナンドが「リーグを獲るために移籍したいという理由で彼の名を台無しにする?彼はこれまでクラブのために全力を尽くした。騒動が落ち着くと、サポーターは彼との時間を前向きに思い出す」と反撃すると、キャラガーは「リーグ優勝を望むなどではなく、去り方が問題だ」などと、さらに応戦した。

 プレミアリーグの開幕戦で、トッテナムはいきなりシティと激突。果たしてケインは、一体どちらのチームで出場するのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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