「生きてきた中で一番悩みました」鳥栖の松岡大起が清水へ完全移籍!恩師・金明輝監督への熱いメッセージも

2021年08月02日 サッカーダイジェスト編集部

「明輝さんがいたから、今の自分があります」

清水への完全移籍が決まった松岡。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 J1の清水エスパルスは8月2日、サガン鳥栖から松岡大起を完全移籍で獲得したことを発表した。

 現在20歳の松岡は鳥栖U-18出身で、2019年に高校3年生ながらプロ契約を勝ち取る。同シーズンはJ1で23試合に出場し、翌20年シーズンはリーグ32試合に出場。今季はリーグ22節終了時点で21試合に出場するなど、躍進するチームを支えていた。

 松岡は鳥栖のクラブ公式HPをとおして、以下のようにコメントしている。

「この移籍を考え、決断に至るまで、生きてきた中で一番悩みました。

 評価されているはずのポジティブな悩みなのに、毎日のルーティンをする中で、勝手に涙が出てきたり、口の中にたくさん口内炎ができたり、寝ているはずなのに、寝た気がしなかったり、目を動かす度に眼球が痛くなったりもしました。

 正直、今のサガン鳥栖なら、リーグ優勝を狙う事も出来るし、ACLを目指す事も出来ます。シーズンが終わってからでも遅くは無いのでは? と何度も自分自身に問いかけました。

 しかし、海外で活躍する為、自分の夢を叶える為、更に自分自身を奮い立たせ、新たな環境でプレーしたいという強い想いが、常に頭の中にあり続けました。

 チームは変わってもサガン鳥栖は自分自身の心の中にあります。これから先もずっと、僕は変わらずサガン鳥栖が大好きです」(一部抜粋)
 
 また、ユース時代から師事していた金明輝監督への感謝の想いもコメントしている。

「最後に明輝さんへ。明輝さんがいたから、今の自分があります。

 どんな時も明輝さんは常に声をかけてくれました。プレーがうまく行かず、悩んでいる時に声をかけてくださいました。プレーにおごりがあった時も強く声をかけてくださいました。どんな事も僕の為を思って言って頂いた言葉で、すべてが僕にとって最高の思い出です。

 明輝さんは僕にとって最高の監督です。また必ず、成長した姿で会いに行きます。
本当にお世話になりました。ありがとうございました」(本文まま)

構成●サッカーダイジェスト編集部
 
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