【五輪女子サッカー】女王の意地を見せたアメリカ! オランダと死闘の末、2大会ぶりの4強進出

2021年07月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

延長戦はオランダが攻める場面が多く

ハイレベルな戦いを制したアメリカ。女王の意地を見せた瞬間だった。(C)Getty Images

 東京オリンピックの女子サッカーは7月30日、各地で準々決勝の4試合を開催。横浜国際総合競技場ではオランダ対アメリカの一戦が行なわれ、2₋2からのPK戦を4-2で制したアメリカが勝利を収めた。

 6月25日発表時点のFIFAランクで1位のアメリカと、4位のオランダという注目の対戦カード。優勝候補同士が、準々決勝で死闘を繰り広げた。

 スコアが動いたのは18分、オランダのFWビビアン・ミーデマが、身体を反転しながらシュートを放ち、見事な先制点をゲット。追いかけるアメリカも28分、31分と連続で得点し、前半を1点ビハインドで折り返す。

 後半に入り、54分、V・ミーデマが今試合2点目を決め同点。さらに突き放したいオランダは81分にPKを獲得したが、GKアリッサ・ネイハーに止められゴールならず。2₋2の同点のまま、延長戦を迎えた。
 
 パスやボールポゼッションなどは両チーム互角だったものの、延長戦で攻める場面が多かったのはオランダ。果敢にシュートまで運びゴールを狙うが、相手GKのビッグセーブにも遭い得点にはつながらず。対するアメリカも109分、112分とネットを揺らしたものの、ふたつともオフサイドの判定を受けた。

 延長戦も終わりPK戦に入ると、オランダの1本目が早々に止められる。その後は順調に決め合う両チームだったが、オランダの4本目がセーブされると、アメリカの4人目ミーガン・ラピノーがきっちり入れ、4₋2で決着。アメリカが2大会ぶりにベスト4へと進んだ。

 この試合を最後に、準々決勝がすべて終了。8月2日に行なわれる準決勝のカードは、アメリカvsカナダ、スウェーデンvsオーストラリアとなった。

構成●サッカーダイジェストweb編集部

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