「失敗に終わった」西野監督解任に韓国メディアが言及。タイ国内では「ベトナムより下」と嘆き

2021年07月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

ベトナムはアジア最終予選で日本と対戦

タイでの挑戦が終わった西野氏。代表チーム強化の業務全般をサポートする立場でもあったが……。(C)Getty Images

 タイサッカー協会は7月29日、公式ツイッターを通じて、西野朗監督との契約終了を発表。韓国のスポーツ・メディア『スポータルコリア』は"パク・ハンソに敗北"と見出しを打ち、日本人指揮官のタイでの挑戦が終わったことを伝えた。

 2018年のロシア・ワールドカップでは、日本代表をベスト16に導いた西野氏は、19年7月にタイのU-23代表とA代表の兼任監督として就任。翌年1月には、U-23アジア選手権で8強進出を果たすと、22年1月まで契約延長にサインした。

 しかし、カタール・ワールドカップのアジア2次予選での失態が状況を悪くする。同メディが「西野監督は2次予選でもがき苦しんだ」と伝えるとおり、ベトナム戦でドロー発進となったタイ代表は、続くインドネシア戦、UAE戦は連勝を飾るも、マレーシアに敗れ、ベトナムとは再びドロー、インドネシアとも引き分け、UAEに完敗。最終節のマレーシアにも勝てず、勝点9の4位に終わり、最終予選進出はならなかった。

 そして西野氏は任を解かれることに。これを受けて同メディアは次のように綴る。
 
「ベトナムの"パク・ハンソ症候群"に刺激され、タイは韓国のライバルである日本の西野氏を招聘した。時が経ち、ベトナムはその歴史において初めてワールドカップの最終予選に進出。だが、タイは敗退という苦杯をなめた。タイ国内では『我々はパク・ハンソ率いるベトナムより下だ』と嘆いている」

 最後は「タイの"西野プロジェクト"は失敗に終わった」と締め括った。

 カタール・ワールドカップのアジア最終予選は、今年9月にスタート。元韓国代表MFのパク・ハンソ監督が指揮を執るベトナムはグループBに振り分けられ、オーストラリア、サウジアラビア、中国、オマーン、そして日本と戦う。

構成●サッカーダイジェストweb編集部

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