U-24日本代表は７月28日、東京五輪のグループステージ最終戦で、U-24フランス代表と対戦。27分に久保建英の３戦連発弾で試合を動かすと、34分に酒井宏樹、後半に入って70分に三好康児、90＋１分に前田大然にもゴールが生まれ、４-０で難敵を一蹴した。

　出場16チーム中、唯一のGS３連勝で決勝トーナメント進出を決めた日本に対し、スペイン紙『AS』はその原動力となった久保を絶賛。「レアル・マドリーの選手は、日本がフランスを破り、オリンピックの準々決勝に進出するきっかけを作った」と大々的に伝えている。

「前半、フランスはクボに敵わなかった。レアル・マドリーの選手は、驚くほど簡単に日本に有利な状況を作り、ライバルのディフェンスを破壊した。彼がウイングやライン間でボールを受けると、必ずフランス人選手が遅れてくるのだ。プレーメイカーに対抗策はなかった」
 

　久保は疲労を考慮されてか、フランス戦では前半のみで交代。ただ、『AS』は短い間でも「２ゴールに関与し、素晴らしいパフォーマンスを見せた」ことにも惜しみない賛辞を寄せている。

「日本の最初のゴールは、ウエダのシュートの跳ね返りを押し込んだトレードマークの反応の良さで決まった。その後クボは再び踊り、中央のトゥザールをエリア外に引き出し、ウエダをよりフリーにさせ、そのシュートのリバウンドをサカイがモノにした。日本の若い選手の２つの決定打で、試合はほぼ終了していた」

　母国で特大のインパクトを放っている20歳のエース。その活躍は確実に第２の故郷まで届いているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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