【グループD第3節展望】首位ブラジルとて安泰ではないが、三つ巴の争いを抜け出すのはどこだ? 2位コートジボワールと3位ドイツが激突

2021年07月27日 河治良幸

サウジも生易しい相手ではない

サウジ戦後に公開プロポーズに成功したドイツのクルーゼ。自ら“祝砲”をあげられるか。(C) Getty Images

▼ドイツ×コートジボワール
(7月28日/17:00キックオフ@宮城スタジアム)

 ブラジルを含む三つ巴戦になっているグループD。ここまでサウジアラビアの奮闘を見る限り、ブラジルの勝利は保証されないが、3位のドイツも2位のコートジボワールも残り1枠を争うと考えたほうが良さそうだ。

 ドイツは2試合で5得点と攻撃面は結果を出しており、注目のアチェとアミリが2得点している。ゴールが期待されるのはオーバーエイジのマックス・クルーゼだ。サウジアラビア戦後のインタビューで恋人に公開プロポーズをしたことが話題になっているエースが"祝砲"をあげればチームは一気に活気づくはず。

 ただし、ワールドクラスのCBバイリーを擁するコートジボワールもそう簡単にゴールを割らせないだろう。攻撃面ではACミランよりチャンスメーカーとしての働きが目立つケシエが注目だが、売り出し中の10番ディアッロにも期待がかかる。
 
▼サウジアラビア×ブラジル
(7月28日/17:00キックオフ@埼玉スタジアム)

 スペインと並ぶ金メダル候補のブラジルにとってもサウジアラビアは生易しい相手ではない。ポゼッション能力は超アジアレベルであり、ブラジルにもそう簡単に主導権を渡さないだろう。

 そのなかでオーバーエイジのアル・ファラジ、ドイツ戦で2得点を記録したアル・ナジェイが1トップのアル・ハムダンとともに、守護神サントスが構えるブラジルのゴールにどこまで迫れるか。

 一方のブラジルはドイツ戦でハットトリックを達成したリシャルリソンとFWマテウス ・クーニャの縦のホットラインが強力だが、ボランチのドウグラス・ルイスが出場停止。中盤でブルーノ・ギマラエスの相棒を担うのが誰か。20歳のガブリエル・メニーノが候補だが、コートジボワール戦はベンチ外だったヘイニエルなどを加えた攻撃的な布陣にも期待したいところだ。

文●河治良幸

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