「船を安定させた」アーセナルOB、マンUと契約延長のスールシャールに賛辞!古巣へ移籍濃厚の英代表DFには懸念も

2021年07月27日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「私が知るユナイテッドの多くの人が、満足している」

スールシャール監督は、2012-13シーズン以来のリーグ制覇へ導けるか。(C)Getty Images

 マンチェスター・ユナイテッドは現地時間7月24日、オレ・グンナー・スールシャール監督との契約を2024年まで延長したことを発表した。1年の延長オプションがつく。

 スールシャールは2018年、解任されたジョゼ・モウリーニョに代わって就任。プレミアリーグで6位、3位、2位と順位を上げ、昨季はヨーロッパリーグでタイトルに迫った。

 サー・アレックス・ファーガソンの引退以降、黄金期の輝きを取り戻せていないユナイテッドだが、当時現役だったスールシャールの下での復活が期待されている。

 かつて、ファーガソンのユナイテッドとしのぎを削った元アーセナルのソル・キャンベルも、ノルウェー人指揮官が以前のライバルを立て直したと称賛した。英『talkSPORT』で「彼が船を安定させた」と話している。

「それが、当時のユナイテッドに必要なことだった。彼らには、喜びや彼らが見たいサッカー、クラブのDNAとスピリットを取り戻し、安定させられる人が必要だったんだ。私が知るユナイテッドの多くの人が、オレに満足している。彼らは完全にスールシャールに満足しているんだ」
 
 一方で、キャンベルは古巣アーセナルへの移籍が濃厚となっているブライトンのイングランド代表DFベン・ホワイトにも言及。5000万ポンド(約70億円)と言われる移籍金が重圧になるとも述べた。

「アーセナルはひとりの選手に5000万ポンドを費やす立場にないので、上手くいかなければいけない。彼は必ず先発出場しないとね。

 移籍が実現し、メディカルチェックも全て良ければ、彼はすぐに全力でいかなければいけない。大変だが、大金なんだ。5000万ポンドなら、そのポジションのマスターでなければならないんだ」

 アーセナルもユナイテッド同様、アーセン・ヴェンゲルというカリスマ指揮官が去って以降、難しい時期が続いている。スールシャールやキャンベルが活躍した時代のように、両クラブがタイトルを競う日々が再び訪れるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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