「冨安健洋はプランB」トッテナムのCB補強プランを移籍専門記者が語る

2021年07月27日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

アルデルワイレルドのカタール移籍が決定的に。

トッテナムの新CB候補に挙がっているロメロ(左上)、冨安(右上)、ミレンコビッチ(左下)、ズマ(右下)。(C)Getty Images

 トッテナムの新シーズンに向けた重要な強化ポイントがCBだ。
 
 すでに長く守備陣の柱だったトビー・アルデルワイレルドのアル・ドゥハイル(カタール)への移籍が正式発表待ちの段階で、代わりに新CBを最低1枚、できれば2枚を獲得すべく動いている。日本代表の冨安健洋もその候補者の1人で、すでに個人合意したものの、ボローニャとのクラブ間交渉が難航していると報じられてきた。
 
 そんな中で現地時間7月27日、『SKY ITALIA』の移籍専門記者であるファブリツィオ・ロマーノ記者が興味深いツイートをした。
 
 ロマーノ記者は、トッテナムのファーストチョイスがアルゼンチン代表のクリスティアン・ロメロだと明言。ただ、アタランタが5500万ユーロ(約68億7500万円)と高値を要求しているため、クラブ間交渉を続けている最中だとした。
 
 現在23歳のロメロは昨シーズンのアタランタで一気に台頭し、今夏はコパ・アメリカでアルゼンチン代表の優勝にも貢献。ヨーロッパ中から注目されている新進気鋭のCBだ。
 
 さらにロマーノ記者は、トッテナムが「プランB」として以下の3選手の獲得交渉も並行して進めるとした。それが冨安(値札は1800万ユーロ=約22億5000万円)、ニコラ・ミレンコビッチ(値札は1500万ユーロ=約18億7500万円)、チェルシーのクルト・ズマ(値札は2500万ユーロ=約31億2500万円)だ。
 
 ちなみに、冨安にはそれこそロメロを売りに出しているアタランタも強い興味を示している。2人の去就が絡み合う可能性も否定できない。
 
 トッテナムとしてはまずロメロを引き抜き、可能であればプランBの3人の中からもう1人獲得するというのが理想のシナリオか。欧州の移籍マーケットは8月31日まで開いており、残り約1か月でどんな展開を迎えるのか。要注目だ。
 
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
 
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