「普段の彼は紳士的なんですよ。ただ…」“韓国10番”の握手拒否をどう思う? 母国のメディア関係者に直撃した【東京五輪】

2021年07月27日 江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

「負けてひどく気落ちしていたんでしょう」

韓国のカメラマンがイ・ドンギョンの素顔について明かした。(C)Getty Images

 大きな反響を呼んでいるのが、U-24韓国代表の10番の振る舞いだ。

 7月22日に行なわれた東京五輪のグループリーグ第1節で、ニュージーランドに0-1で敗れた、その試合後だった。

 決勝点を挙げたニュージーランドのFWクリス・ウッドから握手を求められた韓国のMFイ・ドンギョンが、なんとその手を払いのけて拒絶したのだ。

 この行為は、瞬く間に世界中に拡散し、ニュージーランドをはじめとする国外メディアはもちろん、国内からも批判の声があがる事態となってしまった。
 
 この握手拒否について、韓国のメディア関係者はどう感じているのだろうか。東京五輪の取材現場で居合わせたKBS(韓国公共放送)のTVカメラマン、キム・チュルホ氏に尋ねてみた。

「難しい問題ですね……」と切り出したキム氏は、「まず握手をしなかった理由として、コロナがあると思います。下手に接触してはいけないですからね。それから、負けてひどく気落ちしていたんでしょう」と続けた。

 そして、イ・ドンギョンの人柄について、「普段の彼はとても紳士的で、いい青年なんですよ」と強調しつつ、「ただ、倫理的、倫理的には……」と言葉を濁した。

 カメラ越しにイ・ドンギョンを追い、その素顔を知っているからこそ、ウッドに対する振る舞いが信じられなかったようだ。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)

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